イタルデザインの傑作デザイン 50選(後編) 衝撃と感動を誘う「挑戦」の数々

公開 : 2025.09.23 11:45

GG50(2005年)

その名前がすべてを物語っている。GG50は、ジョルジェット・ジウジアーロの自動車デザイン50周年を記念して製作されたワンオフモデルである。フェラーリ612スカリエッティをベースに作られ、実用性を高めるためにハッチバックを備えた2+2のピラーレスクーペに仕上げられた。機械的な部分はすべてそのまま引き継がれ、フロントには最高出力540psの5.7L V12エンジンが搭載されていた。

GG50(2005年)
GG50(2005年)

クアランタ(2008年)

モノボックス構造のクアランタは、イタルデザイン創立40周年を記念して製作されたモデルだ。そのシルエットは、同社が初めて発表したコンセプトカー、マンタを彷彿とさせる。多くの過去作と同様に、クアランタもポップアップ式キャノピーを備え、ルーフにはバッテリー充電用のソーラーパネルを内蔵していた。

クアランタ(2008年)
クアランタ(2008年)

ブリヴィド(2012年)

コンセプトカーデザインの黄金時代を思わせるブリヴィドは、ガルウィングドアと広大なガラス面積を備えた4人乗りスーパーカーだった。ヘッドライトをはじめ照明はすべてLEDで、ドアミラーはカメラに置き換えられた。ハイブリッド・パワートレインから合計出力779psを発生し、最高速度は約280km/h、0-100km/h加速は5.8秒とされた。

ブリヴィド(2012年)
ブリヴィド(2012年)

パルクール(2013年)

パルクールとは、走る、登る、飛び移る、跳ぶ、転がるといった動作を駆使し、可能な限り迅速かつ効率的に移動するスポーツである。この概念に触発されたイタルデザインのパルクールは、サーキット走行から冬季の凍結路、オフロード走行までさまざまな環境に適応する4つの異なる設定を備えていた。最高出力550psのランボルギーニ製5.2L V10エンジンを搭載し、0-100km/h加速はわずか3.6秒を達成。ロードスターとクーペが製作された。

パルクール(2013年)
パルクール(2013年)

GEA(2015年)

イタルデザインが提案した未来のラグジュアリーEV、GEAは、アルミブロックから削り出した26インチのアルミホイールを装着した洗練された4ドア・セダンだった。カーボンファイバー、マグネシウム、アルミで構成され、車両重量は比較的軽量な2019kgを実現。自動運転機能を備えていた。通常の走行時はヘッドライトが白色で点灯するが、自動運転モードでは青色に切り替わる。車内には19インチのドロップダウンスクリーンが2つ装備され、フロントシートは回転させたりテーブルに変形させたりできた。

GEA(2015年)
GEA(2015年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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