【連載:遠藤イヅルのB11型日産サニーカリフォルニア再生&快適化計画】#4 そもそもどんなクルマ?B310型やB12型とも比較
公開 : 2025.10.31 12:05
イラストレーター兼ライターの遠藤イヅルが、1985(昭和60)年式『日産サニーカリフォルニア』の『再生』と『快適化』をレポートする不定期連載をお届け。第4回は、そもそもB11型サニーについての解説です。
そういえばB11型サニーってどんなクルマ?
こんにちは。イラストレーター兼ライターの遠藤イヅルです。所有中の1985(昭和60)年式『日産サニーカリフォルニア』の『再生』と『快適化』のレポート連載第4回は、再生&快適化計画からいったん離れて、B11型サニーについて解説してみようと思います。
というのも、B11型サニーの存在感がものすごく薄いから(涙)。会話で「何に乗っていますか?」と聞かれ、「サニーのB11型です」と答えても、「すみません、わからないです……」という声が多いのです。

最後のFRである前身世代のB310型と、『トラッド・サニー』と称されて親しまれたB12型は、思い出せる人は多いと思います。どちらも今でも中古車がそれなりに出てきて、旧車のイベントでも見かけますものね。
そこで、実はサニー史上でも重要なエポックカーで、しかも売れたB11型の名誉のためにも、解説をすることにした次第。えっ、こんな需要が少なそうなマニアックな内容で大丈夫? いえいえ、きっとごく一部の人にぐっさり刺さるはずです!(笑)
サニーの新時代を切り拓いたB11型
昭和41(1966)年に初代B10型、昭和45(1970)年に2代目B110型、そして3年後には3代目B210型が登場した、日産を代表する大衆車サニー。
トヨタ・カローラとの熾烈な争いの中、装備の充実、排気量やバリエーション増加、車体の大型化などを経て、昭和52(1977)年、4代目となるB310型のデビューを迎えます。

抑揚に富む車体を持っていた3代目と異なり、4代目では奇を衒わない3ボックスフォルムに回帰。2ドア/4ドアセダン、ハッチゲート付き2ドアクーペ、そしてスタイリッシュなステーションワゴン『カリフォルニア』というワイドバリエーションを有し、現在でも高い人気を誇ります(中古で300万円以上します!)。
しかし機構面では、名機の誉れ高いOHVのA型を縦置き搭載するFRで、リアサスペンションは固定式という古典的な設計でした。
ところが昭和56(1981)年デビューの5代目B11型サニーは、当時大衆車でも主流となりつつあったFFに進化。エンジンはOHCを採用した新開発のE型が横置き搭載され、リアサスペンションも独立式に。FF化の恩恵で室内スペースは大幅に増大し、特に後席ニールームの拡大は顕著でした。まさにサニーの新時代を切り拓いたのです。
バリエーションも豊かで、2ドアセダンがドロップした以外は4代目と同じ。さらにグロス115psを絞り出すターボエンジン『E15ET型』を搭載した『ルプリ』も追加され、松坂慶子さんが『ルプリー!』と叫ぶTVCMも話題を呼びました。



















