今は跡形もない? 解体寸前の貴重なクラシックカー 40選(前編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2025.11.23 11:25
フォード・メインライン(1951年)
前述のフォードの1952年式ステーションワゴンとは対照的に、この1951年式メインライン4ドア・セダンは、駆動系、内装、ガラス類の大半を含む良質なスペアパーツを豊富に揃えている状態だ。新しい事業オーナーの破砕機から無事に逃れられることを願うばかりだ。

マーキュリー・モントレー(1954年)
この1954年式マーキュリー・モントレー2ドア・ハードトップのすぐそばに、巨大なスクラップの山ができている。訪問時、ヤードのオーナーは「クラシックカーは部品取り車として価値が高いため、実際に破砕されるケースは稀だ」と説明していた。だが、新オーナーが同じ考えかどうかは疑問だ。

フォード・カスタムライン(1952年)
この1952年式フォード・カスタムラインの窓にある弾痕は、おそらく以前の駐車場所で苛立ちを募らせた短気な輩が撃ったものだろう。乗員が暗殺されたわけではなさそうだ……。後部ドアの後ろに転がっているタンブルウィードにご注目。このジャンクヤードにはたくさん吹き込んでいる。残念ながら、この個体は二度とハイウェイを走ることはないだろうが、錆びていない部品のいくつかは再利用されるかもしれない。

シボレー・セダン・デリバリー(1951年)
訪問時、この1951年式シボレー・セダン・デリバリーは購入者を見つけ、ニューヨーク州への輸送を待っているところだと聞いた。確かにこの写真の主役はシボレーだが、背景にも目を向けてほしい。背後にはクラシックカーがずらりと並び、左上には金属リサイクル事業の現場が見える。地平線には雪を被ったロッキー山脈がうっすらと浮かんでいる。

ジャガーMk VII
この時代のジャガーは、状態が良好な時でさえ識別が容易ではないが、このような悲惨な状態ではなおさらだ。筆者は1954年から1956年に生産されたMk VII Mであると推測するが、車体前部が欠損しているため確信は持てない。もし推測が当たっているとしたら、わずか1万61台しか生産されなかった希少なモデルとなる。
「優雅さ、広さ、速さ(Grace, Space and Pace)」を謳ったこの高性能高級セダンは、ジャガーXK120と同じ3.4L直列6気筒エンジンを搭載していた。米国では大ヒットを記録した。

(翻訳者注:この記事は「後編」へ続きます。)
























