サーキットで徹底比較 ヴァンキッシュ:全操作を忠実に展開 12チリンドリ:余りに流暢 BBDC 2025(4)
公開 : 2026.01.02 18:05
近年のM4にはない繊細さ:M2 CS
BMW M2 CSは、ミシュラン・パイロット・スポーツ5へ履き替え、コース上で本領を発揮する。「伝統的な小さなMモデルらしい、操縦性がファンタスティック。落ち着きや感覚的な濃さも」。ソーンダースが印象を振り返る。
確かに、近年のM4にはない繊細さを宿す。電子制御のLSDも自然。コーナーへ鋭く飛び込め、安定して脱出できる。ステアリングは重すぎるかもしれないが。

プライヤーは、3シリーズ由来ではなく、独自のプラットフォームならM2 CSは一層良かったはずだと口にする。筆者は、そのお陰で高速域での安定性とバランスが、先代より向上したと考えている。
余りの流暢さでヴァンキッシュを霞める
ヴァンキッシュは、揺るぎないフロントのグリップ力と安定したステアリングで、公道以上に手腕を顕にした。相当な速度域でも、すべての操作を忠実に展開してくれる。
ただし、アクセルペダルを粗野に扱うと、835psものパワーで簡単にテールは外へ流れる。優れたバランスでパニック状態には至らないが、車重は1910kgと軽くない。

他方、フェラーリ12チリンドリは、余りの流暢さでヴァンキッシュを霞めた。V12エンジンは瞬で反応し、荷重移動は自然で、ターンインは鮮明。猛烈に速く、エンターテインメント性も出色だろう。M2以上にMモデル的、という表現は誤解を招きそうだが。
クイックすぎるステアリングを指摘する審査員もいたが、それは完璧へ近いから。弱点が目立ってしまう。明らかに、最終決戦へ進める仕上がりにある。
この続きは、BBDC 2025(5)にて。






















































































































































































































































































































