1日かけても回りきれない! 北米の大地で見つけたクラシックカー 40選(前編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2026.01.04 11:05

ビュイック・リビエラ(1966年)

1960年代、米国の自動車メーカーはヘッドランプを隠すことに力を注いだ。1966年式ビュイック・リビエラはその好例だ。ヘッドランプはグリル上部に格納され、点灯時にはグリル前面にぶら下がるようにして現れる。

この隠れたヘッドランプを求めて、大勢の購入者がディーラーに詰めかけた。1966年年、リビエラは記録的な4万5308台を売り上げた。

ビュイック・リビエラ(1966年)
ビュイック・リビエラ(1966年)

フォード・コンバーチブル(1963年)

一般的に、ラグトップ車はティントップよりも価値がやや高いため、現存率も高い傾向にある。しかし、ジャンクヤードに運ばれた場合、生き残る可能性は極めて低い。

キャンバス製のルーフは必ずと言っていいほど破れているか、この1963年式フォードのように完全に失われているかのどちらかだ。つまり。内装は風雨に晒され、ボロボロになっているのだ。

フォード・コンバーチブル(1963年)
フォード・コンバーチブル(1963年)

ナッシュ・エアフライト・ステーツマン(1950年)

1949年に登場したナッシュ・エアフライトは、当時の他車とはまったく異なる外観を持ち、「バスタブ」とも呼ばれた。空力性能を高めるため、風洞実験によりこのような特徴的な形状が生まれた。大きく丸みを帯びたフェンダー、タイヤを覆うホイールアーチ、滑らかな涙滴型リアエンドは、いずれも空気抵抗を最小限に抑える役割を果たした。車高も低く設定されていたが、この1950年式ステーツマン・スーパー4ドア・セダンほどではない。

ナッシュ・エアフライト・ステーツマン(1950年)
ナッシュ・エアフライト・ステーツマン(1950年)

フォード・ブロンコ・エディ・バウアー

著名なスポーツマンであり実業家でもあったエディ・バウアー氏(1899-1986)は、第二次世界大戦中に米軍パイロットに広く着用されたボンバージャケットの発明者として知られる。しかし、彼の功績はファッション分野を超え、自動車業界にも及んでいる。

1983年、バウアー氏の名を冠した限定モデルのフォード・ブロンコIIが登場した。特徴的なツートーンカラーの外装に加え、パワーシートやクルーズコントロールなど数多くの快適装備を備えた最上級仕様だ。この個体は恐らく1986年頃のものだろう。

フォード・ブロンコ・エディ・バウアー
フォード・ブロンコ・エディ・バウアー

プリムス(1952年)

ヤードの片隅に、1952年式プリムスがひっそりと佇んでいる。茂みに囲まれ、まるで時が止まったかのようだ。驚くべきことに多くの部品が残っており、一体どれほど長い間、この場所に放置されていたのかと考えずにはいられない。1952年、プリムスは国内自動車ブランドの人気ランキングで3位を獲得した。1位はシボレー、2位はフォードで、プリムスはこの順位を1932年から維持していた。

プリムス(1952年)
プリムス(1952年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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