航続距離は1世代前 トヨタ・アーバンクルーザー(2) 加速力は充分 期待される水準に数歩足りず

公開 : 2026.01.13 18:10

トヨタへ期待される高い水準へ達せず

重要なカテゴリーへ投入される、アーバンクルーザー。だが車内空間は広くなく、乗り心地は硬めで、タッチモニターの反応は遅く、航続距離は短い。確かに長所もあるとはいえ、競争力は充分とはいえないだろう。トヨタというブランド力があっても。

兄弟のスズキeビターラは、英国では4000ポンド(約82万円)お安く、四輪駆動を選べる。対するアーバンクルーザーは、前輪駆動のみでもある。

トヨタ・アーバンクルーザー・デザイン 61kWh(英国仕様)
トヨタ・アーバンクルーザー・デザイン 61kWh(英国仕様)

トヨタへ期待される高い水準へ、あと数歩ほど達していないと筆者は感じた。この仕上りへ、同社の上層部は本当に納得しているのか、疑問を抱かざるを得ない。

◯:ソリッドな製造品質 滑らかな回生ブレーキ 充実した保障内容
△:伸びない電費と航続距離 反応の遅いタッチモニター 硬い乗り心地 高めの価格

トヨタ・アーバンクルーザー・デザイン 61kWh(英国仕様)のスペック

英国価格:3万4460ポンド(約703万円)
全長:4285mm
全幅:1800mm
全高:1635mm
最高速度:149km/h
0-100km/h加速:8.7秒
航続距離:426km
電費:6.6km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1800kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:59.8kWh
急速充電能力:125kW(DC)
最高出力:174ps
最大トルク:19.6kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

トヨタ・アーバンクルーザーの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事