2026年欧州版 最も注目すべき中国車 10選 「模倣」だけの時代は過去のもの 真のライバルへと成長

公開 : 2026.04.29 11:45

4. MG 4 EV

デザイン:8点 インテリア:7点 パフォーマンス:7点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:8点
長所:コストパフォーマンスが抜群 ボディサイズの割に室内空間が広い 運転するのが本当に楽しい
短所:運転支援機能は改善の余地あり インテリアの素材品質は最高とは言えない インテリアの使い勝手に若干の不満あり
最大の特徴:ゼロ・エミッションのハッチバックとして優秀

MGにとって真に転換点となったモデルである。SAIC傘下のこのブランドを、長期保証や価格の安さを掲げる「安価だが退屈な移動手段」のメーカーから、注目すべきメーカーへと変貌させた。

4. MG 4 EV
4. MG 4 EV

「MG 4は、他を圧倒する価格帯で販売されている、バランスの取れた電動ハッチバックだ」
――イリヤ・バプラート(UK記者)

鍵となるのは運転感覚だ。走りはスムーズで、力強く安心感のあるブレーキに加え、後輪駆動ならではのアクセルを踏み込む楽しさがある。

インテリアも実用的でレイアウトが優れている。エアコンの操作部は他のEVよりも使いやすく、航続距離の面でもかなり優秀な部類に入る。

Xパワーと呼ばれるデュアルモーター四輪駆動の高性能バージョンも用意されている。トラクションとパワーが増しているにもかかわらず、標準モデルほど楽しいわけではないが、4万ポンド(約860万円)未満で435psを楽しめる選択肢は他にほとんどない。

5. MG HS

デザイン:8点 インテリア:6点 パフォーマンス:7点 乗り心地&ハンドリング:7点 コスト:8点
長所:魅力的なエントリー価格 PHEVモデルは120kmの電気走行距離を持つ 静かで扱いやすい走行特性
短所:純ガソリンモデルはパワー不足 煩わしい運転支援システム 競合車の方が走りは優れている
最大の特徴:PHEVのSUV

MG HSは英国の販売台数ランキング上位の常連であり、商業的に大きく成功しているが、英国での注目度はあまり高くないようだ。

5. MG HS
5. MG HS

「PHEVモデルは、エンジンに頼ることなくかなり力強い加速を実現している」
――マット・ソーンダース(UK編集者)

2代目に数えられる現行型は2024年に登場した。エクステリアデザインの全面刷新、大幅に改良されたインテリア、そして一連の最新技術を導入し、商品力を大いに高めた。

最大の魅力は、まさにその商品力にある。PHEVモデルの場合、約25kWhの駆動用バッテリーを搭載し、公称で約120kmの電気走行距離を実現しながら、価格はわずか3万ポンド(約645万円)強にとどまる。

その走りにも成熟感と洗練さが感じられ、低速域での電気走行の滑らかさは称賛に値する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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