数十年間置かれたマツダRX-3ワゴン ずらりと並ぶ廃車に残された「物語」 40選(後編)【ジャンクヤード探訪記】
公開 : 2026.04.26 11:45
フォードF-350スーパーキャンパー
1973年頃に出荷されたと思われるフォードF-350スーパーキャンパー・スペシャル。当時、米国西部ではピックアップトラックの荷台に載せるキャンパーが大流行していた。フォードは、荷台に載せるキャンパーボディの追加重量に対応するため、リアアクスルをわずかに後方に移動させ、より頑丈なサスペンションを装着した。
この車両は、本来搭載していたはずのキャンパーはとっくに取り外されているものの、鮮やかなイエローの塗装は今も美しく保たれている。その代わり、ジャンクヤードに置かれた古いピックアップトラックにありがちなことだが、荷台は今や部品の保管場所として使われている。

フォード – 1963年
走行距離計の表示はわずか4万4807マイル(7万2110km)。この飾り気のない1963年式フォードの2ドア・セダンは、とても穏やかな人生を送ってきたようだ。ドン・ウォラーさんによると、この車両が事故に遭い、運転席側のドアとフロントフェンダーに損傷を負った状態で購入したという。エンジンは、2バレルキャブレターを備えたV8で、オートマティック・トランスミッションと組み合わされている。
ガラスの状態は良く、部品もほぼ揃っているが、内装には経年劣化が見られる。車体構造もしっかりしているように見え、クォーターパネルにちょっとした錆が数か所あるのみだ。

プリムス・フューリー・コンバーチブル – 1968年
状態が良ければ、1968年式プリムス・スポーツ・フューリー・コンバーチブルは今日でもかなりの高値で取引されるが、この1台はそれとは程遠い。エンジンは失われ、後部座席は錆びたフレームが残るのみで、車内は人間にも動物にも使い物にならない。生産台数はわずか2489台だった。

サーブ99
このサーブ99の2ドア・セダンは、1968年に登場し、従来のサーブ車よりも大型のクラスに位置づけられたモデルだ。それまでラインナップの最上位にあったサーブ96の後継車である。スウェーデンとフィンランドで1984年まで生産され続け、最終的にはサーブ900へと発展した。
スカンジナビアでは大型ファミリーカーと見なされていたが、特に米国をはじめとする他の地域ではコンパクトなエグゼクティブカーとして販売され、一味違うクルマを求める顧客層から熱烈な支持を集めた。激しくへこんだフロント部分を見る限り、この1970年代半ばの個体がどのようにしてここにたどり着いたのか、想像に難くない。





















































