今も異彩を放つ個性的なクルマ 48選(前編) 他に類を見ないデザインに、高すぎて売れなかった高級車
公開 : 2026.05.31 11:05
シトロエンC6
フランス人は、優れた大型車を作るのが苦手だとよく言われる。ただし、時折例外もある。シトロエンC6は実に素晴らしいクルマだった。非常に快適で、室内は驚くほど広々としており、乗り心地も抜群だ。ただし、重いディーゼルエンジンではなく、ガソリンエンジン搭載モデルを選んだ場合に限るが。
しかし、そうした魅力にもかかわらず、C6には重要なものが1つ欠けていた。それはこの種のクルマを購入する大多数の買い手がそれを強く求めていたドイツブランドのエンブレムである。

シトロエンDS
DSは未来的なボディ形状、セルフレベリングサスペンション、高位置のリアターンシグナル、現代のF1マシンに匹敵するほどの油圧式コンポーネント、そして後に登場した方向性ヘッドライトなど、数々の特徴を備えている。その生産は20年間にも及び、引退したのは1975年だ。
DSを「変わり者」と表現するのは、適切であると同時に不公平でもある。より正確に表現するなら、いくつかの点において先進的すぎた、ということになるだろう。他のメーカーは、DSが姿を消してから何年も経たってようやく追いついた。まさに画期的なクルマだったと言える。

(翻訳者注釈:この記事は「中編」へ続きます。)





































