2026年欧州版 最も注目すべきEV 10選(前編) 今や英国の新車登録4分の1以上 UK編集部イチオシはチェコのコンパクトSUV

公開 : 2026.06.17 17:05

4. ルノー5 Eテック – 小型EVのベスト

デザイン:10点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:8点

長所:内外装ともに素晴らしいデザイン コストパフォーマンスに優れる テクノロジーが使いやすい
短所:高速道路での効率が期待外れ ドアの質感が安っぽい サスペンションが時折うるさい

これは、際立った小型EVである。ルノー5 Eテックはレトロなデザインと現代のテクノロジーを難なく融合させ、しかも手頃な価格で世に躍り出た。インテリアには、通常はもっと高価なモデルに見られるようなカラーや素材が採用されており、アップル・カープレイやアンドロイド・オートを含む最新のテクノロジーも一通り備えている。

4. ルノー5 Eテック
4. ルノー5 Eテック

「5の車体安定性は、ミニ・クーパーよりもはるかに優れている」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

2種類のパワートレインが用意されている。最廉価モデルは122psのモーターと40kWhのバッテリーを搭載し、上位モデルは152psのモーターと50kWhのバッテリーを搭載している。つまり、価格が高くなるほど出力と航続距離が向上する。英国では、全モデルが3750ポンド(約80万円)の補助金の対象となる。

小型EVにおいても効率性は重要な要素だが、5 Eテックは興味深い結果を示している。AUTOCAR UK編集部がロングレンジモデル(50kWhバッテリー車)を試乗した際、日常走行テストでは8km/kWhのエネルギー消費効率を記録し、418kmに相当する航続距離を示した。これはWLTP基準の公称値407kmを上回るものだ。しかし、高速道路走行テストでは、燃費が5km/kWhへと急落した。

英国価格は2万1495ポンド(約460万円)から。

5. ポルシェタイカン – ベスト・プレミアムEVスポーツカー

デザイン:9点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:7点

長所:軽快な機動力 バリエーション豊富なボディスタイル 長い航続距離
短所:高価 後部座席は狭め 見た目より大きい

タイカンはEVでありながら、紛れもなくポルシェらしい製品である。コーナリング時の荷重変化が完璧で、ボディを巧みに制御し、極めて滑らかでリニアな動きを見せる。

5. ポルシェ・タイカン
5. ポルシェ・タイカン

「圧倒的なパフォーマンス以上に、穏やかに運転した時のタイカンの心地よさには感銘を受けた」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

直線での加速も圧倒的だ。フルスペックの『ターボS』モデルなら、公称値で0-100km/h加速2.4秒をマークする。

航続距離は選択する仕様に大きく左右されるが、最大容量のバッテリーを搭載したモデルでは、WLTP複合モードで驚異的な680kmを謳う。

AUTOCAR UK編集部による実測ではエネルギー消費効率6km/kWhとなり、実走行での航続距離は約580kmとなる。これほどの性能を備えたクルマとしては、非常に印象的な数値だ。

高級GTとしては、乗り降りのしやすさはやや限られている。車体の大きさを考慮すると後部座席のスペースはそれほど広くないが、運転時のエルゴノミクスは申し分ない。もう少し実用性を求めるなら、スポーツツーリスモ仕様も選択肢となる。

英国価格はVAT込みで8万8200ポンド(約1895万円)から。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

2026年欧州版 最も注目すべきEV 10選の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事