2026年欧州版 最も注目すべき小型EV 10選(前編) スタイル抜群のフィアットから、好バランスの日産まで

公開 : 2026.09.22 12:05

4. ミニ・クーパーE – 優れたハンドリング

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:9点
長所:運転が楽しい 航続距離が向上 良好なパフォーマンス
短所:賛否両論のスタイリング 操作に気を取られるインフォテインメント・システム 重量増を実感する

先代のミニ・エレクトリックは運転の楽しさはあったものの、パッケージングの悪さと航続距離の短さが足を引っ張っていた。

4. ミニ・クーパーE - 秀逸なハンドリング
4. ミニ・クーパーE – 秀逸なハンドリング

洗練された新型クーパーEはよりパワフルになり、バッテリーの選択肢も幅広く、親会社であるBMWの実用的なデジタル技術が満載だ。

「この新型EVは、初代モデルよりもEVとして確実に成熟しており、先代を大きく上回る出来栄えだ」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

クーパーEは183psの電気モーターを搭載し、7kWhのバッテリーで最大305kmの航続距離を実現している。一方、クーパーSEは218psのモーターと54.2kWhのバッテリーを搭載し、最大400kmの航続距離を実現する。

以前より車体が重くなったため、運転の楽しさは少々損なわれている。とはいえ、航続距離は向上し、インテリアは高級感があり、価格も手頃だ。

インフォテインメントのタッチスクリーンは少々操作しづらく、些細な不満はあるものの、クーパーEはこのセグメントのトップクラスに位置する。

5. 日産マイクラ – 乗り心地と洗練性で最高

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:8点
長所:航続距離で兄弟車のルノー5をわずかに上回る 十分なパフォーマンスと運転しやすさ 乗り心地とハンドリングのバランスが良好
短所:ルノー5のようなデザイン上の輝きには欠ける 後部座席のスペースが限られている デザインや走行性能における差別化が不十分

この日産マイクラを見て、「どこかで見覚えがある」と思っても無理はない。実のところ、ルノー5をベースに開発されたモデルであり、両者の違いはほとんどない。

5. 日産マイクラ - 乗り心地と洗練性で最高
5. 日産マイクラ – 乗り心地と洗練性で最高

優れたプラットフォームとパワートレインのおかげで、マイクラはルノー5と同様に、洗練された走りを感じさせる。見た目は良く、長距離走行も快適だ。乗り心地とハンドリングも良好で、後部座席のスペースも広く、トランク容量もたっぷりあり実用的だ。さらに、優れた電費と航続距離も実現している。

「もし日産がもっと資金を投じて、独自のコンパクトEVを作っていたとしたら、これより優れていただろうか? 大きな差が生まれるのは間違いない。だが、より優れたものになるかどうかは疑わしい」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

ルノーの方が確かにスタイリッシュだが、マイクラの外観に惹かれたなら、購入しても損はないだろう。全体的にバランスの取れた1台である。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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