【詳細データテスト】ポルシェ・カイエン 圧倒的な速さ 車重に負けないグリップ 快適性と装備は不満

公開 : 2022.07.30 20:25

使い勝手 ★★★★★★★★★☆

インフォテインメント

ターボGTには現行カイエンではじめて、第6世代のポルシェコミュニケーションマネージメントことインフォテインメントシステムが採用され、その後はこれより下位のグレードにも設定されるようになった。

旧バージョンに対する最大の改善点は、Apple MusicやPodcastsとの連携強化で、携帯電話を接続しなくても使えるようになった。また、Androidのスマートフォンとのミラーリングも、使えるものが加わった。すでにApple Musicの利用者なのであれば、選曲が簡単にできる。3年間は、モバイルデータとのコネクティビティが無料で利用可能だ。

最新のインフォテインメントシステムは、音楽関連のサービスが使いやすくなった。タッチディスプレイのインターフェースは、操作性が向上している。
最新のインフォテインメントシステムは、音楽関連のサービスが使いやすくなった。タッチディスプレイのインターフェースは、操作性が向上している。    MAX EDLESTON

この音楽系のシステム見直しは、なかなかの強みと言える。それは、オーディオが標準装備される出力150Wのサウンドパッケージプラスであってもだ。

メインのタッチスクリーン式インターフェースは操作しやすいが、これはディスプレイ下に使いやすく並べられたメニュー選択スイッチのおかげだ。また、ナビゲーションは設定の仕方がシンプルで、地図表示は鮮明。好みに合わせて調整するにしても、その設定は簡単だ。

燈火類

PDLSことアダプティブLEDヘッドライトのポルシェダイナミックライティングシステムは標準装備で、自動減光機能とコーナリングライト機能を備える。テスト車は、さらに機能が追加されたPDLSプラス装備車だったが、その実力を試す機会はなかった。

ステアリングとペダル

フットウェルは幅も奥行きも余裕があり、ペダルはサイズも間隔もバッチリ。電動調整式のステアリングコラムは、チルト/テレスコピックとも十分な調整幅がある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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