使い勝手　★★★★☆☆☆☆☆☆

インフォテインメント

トリック的な要素にもなんら問題はなく、回転式15.6インチ画面が目を引くことに賛成しかねるひとは少ないだろう。ただ、実用的かどうかは議論の余地がある。

画面の四隅はかなり遠く、縦型モードがナビゲーションに理想的だとBYDは述べるが、ダッシュボードから突き出して、前方視界を遮ってしまう。しかも、Apple CarPlayはディスプレイの回転に追従せず、画面を縦にすると表示が90°横を向いてしまう。

スマートフォンとの統合は、全般的にかなりプア。Appleユーザーはケーブルが必要で、Android Autoは今後のアップデートで導入されるのを待たなくてはいけない。Apple CarPlayは全画面表示で、エアコンやセッティングは呼び出しにくく、しかもCarPlayからそれらへ切り替えると、接続が切れたりフリーズしたりしがちだった。

そのうえ、CarPlay経由で呼び出したメディアは、車載インターフェイスでは見ることができない。画面のレスポンスは全体的に早く、純正ナビゲーションはわかりやすく使いやすい。しかしながら、音声認識はまったく役に立たなかった。

燈火類

ヘッドライトは全車マトリックスLEDが標準装備で、前後にライトバーが備わる。

ステアリングとペダル

ペダルレイアウトはいたって普通だ。ステアリングコラムの調整幅は広いので、小さいステアリングホイールをかなり手前に引き出せる。

画像　写真で見るBYDアット3とライバル　全16枚