改造して楽しむ「やや意外」な中古輸入車 10選 カスタムで目立つならコレ?

公開 : 2025.04.20 18:45

2. ロータス・エリーゼ

工場出荷時の状態でも、軽量構造とバリエーション豊かなエンジンのおかげで、エリーゼは史上最高のスポーツカーの1つである。

最高出力120psのローバー『Kシリーズ』エンジンを搭載した初期のモデルでも、一般道を走るには十分すぎるほどパワフルだ。しかし、高速サーキットではパワー不足を感じるかもしれない。

2. ロータス・エリーゼ
2. ロータス・エリーゼ

幸いにも、Kシリーズエンジンは当時非常に普及していたため、出力向上に対応した専門業者が数多く存在する。ロータス自身も後にエンジン出力を145ps(111Sモデル)にアップグレードし、同社のスペシャル・ビークルズ・オペレーションズ部門では190psのサーキット仕様も手掛けていた。

一般的な改造としては、排気効率を高めるエグゾーストシステムの装着や、独立スロットルボディの取り付けなどがある。これらは全体的な出力レベルの向上にはあまり貢献しないが、レスポンスの改善には効果があり、また、エンジン音も劇的に変化する。

しかし、ローバーKシリーズは、高出力を安定して引き出せるポテンシャルが限られており、改造費用もすぐに高額になる。そのため、200ps以上の出力を求めるオーナーの多くは、エンジン交換を検討することになる。

最も一般的な選択肢はホンダの『K型』エンジンである。このエンジンはミニバンのステップワゴンからシビック・タイプR、さらにはアリエル・アトムまで、さまざまな車種に搭載されているため、入手は容易である。

チューニングにも対応しており、スーパーチャージャーキットを使用すれば、300psをはるかに超える出力も狙える。ただ、この改造は非常に高額で、専門業者に依頼すると1万ポンド(約190万円)以上かかることもあるので注意が必要だ。

軽量なクルマにこれほどの高出力を与えると、さすがに扱いが難しくなる。そのため、サスペンションのアップグレードとグリップ力の高いタイヤを同時に購入するのが吉だ。調整可能なコイルオーバーサスペンションキットは1000ポンドから6000ポンド(約19万~115万円)で販売されており、エンジンのアップグレードを行わないとしても、購入を検討する価値はある。

3. テスラモデル3

EVの驚異的な加速力は疑う余地がない。ありふれたセダンでも、一昔前のスーパーカーをスタート直後に楽々と追い越すし、マルチモーター車ならハイパーカーさえも置き去りにできる。

加速は確かに楽しいが、カーブでは笑えない。多くのEVは重量が重いため、曲がりくねった道では俊敏性に欠ける。また、快適性を重視したシャシー設定もマイナスに働く。

3. テスラ・モデル3
3. テスラ・モデル3

ありがたいことに、この問題を解決するために、コイルオーバーサスペンションのアップグレードや大型ブレーキなど、さまざまな製品を提供する企業が現れている。

当然ながら、これらの部品は現在販売されている人気のEVに偏っている。中でも最も注目されているのはテスラ・モデル3だ。

改造のベースに適しており、マイナーチェンジ前の『パフォーマンス』モデルは、EVとしては比較的軽快な1847kgの車重で450psのパワーを発揮する。また、英国ではリースアップ車両が中古市場に大量に流れ込んでいるおかげで、1万5000ポンド(約285万円)からと信じられないほど安価だ。

テスラ車に特化したテヴォ・ソリューションズ(Tevo Solutions)などのメーカーから出ている1万ポンド(約190万円)ほどのシャシーアップグレードを導入すれば、サーキット走行会で最速クラスのマシンに仕上げることができるだろう。

テヴォ社が改造したモデル3パフォーマンスでスプリントレースに参加したAUTOCAR英国編集部のスティーブ・クロプリー編集長は、次のように語っている。

「もちろんクルマは非常に速かったが、驚くほどバランスが良く、安定性も抜群だった。重大なミスを犯さない限り、テヴォのテスラはドリフトしない」

「ブレーキフィールの向上、驚くほど強烈な減速、非常に優れた高速安定性、高速コーナーでの強力なグリップにより、瞬く間にトップへ迫る勢いを見せた」

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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