スターになり損ねたクルマ、予想外に売れたクルマ 20選 「期待外れ」と「嬉しい誤算」
公開 : 2025.05.10 18:25
プジョーRCZ(2010-2015)
明らかにアウディTTの影響が見られ、またTTと同じような鈍いダイナミック・フィードバックの問題も抱えていたが、RCZは確かに美しく、興味深く、完成度の高い、魅力的なスポーツクーペだった。その魅力は、多くのページビュー、コラムスペース、視聴率を獲得するほど強力だった。しかし、その栄光は長くは続かなかった。
プジョーの宣伝は最小限で、高性能バージョンのRCZ-Rが登場するまでほとんど行われなかった。RCZは6万8000台近く販売されたが、英国などの重要な市場では、最初のブーム以降はあまり売れなかった。

ミニ・クーペ(2012-2015)
ドイツの自動車メーカーは、軍用ヘルメットのようなルーフのクルマを好むらしい。大成功を収めた初代アウディTTと、もう1台、このミニ・クーペだ。しかし、ミニはただただ見た目が奇妙だった。非常に奇妙だった。
奇妙すぎて、3年未満で生産終了となった。従来のミニのハッチバックよりも実用性が低く、それも深海の熱水噴出孔に潜む生物のような外観が原因だった。クーペは結局、ほとんど変わらないデザインのロードスターと共に泡となって消えていった。

サーブ9-5(2010-2011)
9-5は、1つのクルマとして成功を逃しただけでなく、製造元にとっても大きな損失となってしまった。2008年の金融危機後に量産が開始されたが、その頃には、米国連邦政府の管理下に置かれたGMはしぶしぶサーブブランドをスパイカー・カーズに売却していた。
生産台数は1万1280台と、サーブの破産を回避するには不十分であった。スタイリッシュで車内も広々としており、安全性も高かったが、改良すべき点を抱えながら早すぎる引退を迎えた。9-5は今でも見栄えの良いクルマであり、サーブの破産がますます悔やまれる。

キャデラックCTS-V(2009-2019)
キャデラックは何度も欧州市場での存在感を確立しようと試みたが、空虚な野心と度重なる失敗、さらにはサーブ9-3をベースにした欧州専用モデル『BLS』の発売など、その挑戦は波乱に満ちたものとなっている。
CTS-Vは、BMW M3やM5をターゲットにした、猛烈なパワーを誇るスーパーセダンだ。ニュルブルクリンクでもいくつか記録を残している。しかし、その圧倒的な性能とユニークなスタイルにもかかわらず、米国以外ではわずかな販売台数に終わった。







































