2025年版 最も航続距離が長いEV 10選 乗り心地や走行性能も評価

公開 : 2025.07.13 18:25

2. アウディA6 eトロン

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:7点
長所:優れた性能と航続距離 価格面で競合車と互角 安定感のあるハンドリング
短所:下位グレードにはエアサスペンションや4WDが設定されていない 競合車より荷室が小さい フロアが高い
航続距離:745km

A6の航続距離は745kmと、ライバルのBMW i5やメルセデス・ベンツEQEを凌駕する。

2. アウディA6 eトロン
2. アウディA6 eトロン

「最上位モデルのS6は、力強さと最新テクノロジー、洗練された走りと快適な乗り心地を備えた、日常使いに理想的なクルマと言えるだろう」
――ヴィッキー・パロット

スポーツバック(セダン)とアバント(ステーションワゴン)の2種類のボディスタイルから選択できるが、アバントは空力性能がやや劣るため、航続距離が42km短くなる。

エントリーグレードは最高出力367psのリアモーターを搭載した後輪駆動モデルで、現時点での最上位は550psのスポーティなS6 eトロンとなっている。

3. ポールスター3

デザイン:9点 インテリア:7点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:8点
長所:郊外道路での運転が本当に楽しい 広く、仕上げの美しいインテリア BMWやメルセデスなどの同クラスの競合よりも安価
短所:期待したほど洗練度は高くない インテリアの部品やデザインの多くは、ボルボEX90と共有 タッチスクリーンへの依存度が高く、使い勝手が悪い
航続距離:705km

スウェーデンのEVブランド、ポールスターが繰り出した3は、スマートな外観のSUVで、そのスペックも非常に印象的だ。

3. ポールスター3
3. ポールスター3

「このクルマは、他車とはまったく異なる外観とフィーリングを持っている。同じようなクルマが多いこのクラスでは好感を持てる」
――ヴィッキー・パロット

111kWhの大容量バッテリーを搭載し、リアに1基のモーターを搭載することで、705kmの航続距離を実現している。

最高出力300ps、最大トルク49.9kg-mを誇り、0-100km/h加速7.8秒と十分。他のほとんどの車両と対抗できる性能を備えている。

運転が本当に楽しく、ハンドリングはこのクラスでも特に優れている。また、しなやかなエアサスペンション、ステアリングの重み、パワー伝達など、ドライブトレインの重要な要素は一通り調整可能なので、自分だけのドライビング・エクスペリエンスを堪能できる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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