2025年版 最も航続距離が長いEV 10選 乗り心地や走行性能も評価

公開 : 2025.07.13 18:25

8. メルセデス・ベンツEQE

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:7点
長所:遮音性の高い車内 穏やかな乗り心地 充実した車載機能
短所:公称航続距離の達成は難しい インテリアの質感は改善の余地あり 高価
航続距離:690km

メルセデス・ベンツの中型電動セダンは、同社で最も航続距離の長いEVの1つで、下位モデルでも550km以上となっている。

8. メルセデス・ベンツEQE
8. メルセデス・ベンツEQE

テスラに勝つことを目指しすぎて、結局、かなり運に頼ることになってしまった」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

一線を画すのが、航続距離690kmを誇るEQE 350+スポーツ・エディションだ。

さらに、最大170kWの充電速度に対応し、総合的な性能も優れている。

最高出力は294ps、最大トルクは57.5kg-mで、0-100km/h加速は6.5秒とホットハッチ並みの性能を見せる。

9. BMW iX

デザイン:5点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:6点
長所:抜群に快適な乗り心地 SUVらしい広さと汎用性 豪華なインテリア
短所:賛否両論のあるエクステリア 回生レベルの手動制御なし 比較的高価
航続距離:685km

BMWの中でも特に挑戦的な外観を持つiXが、大幅なアップデートを経てトップ10に返り咲いた。

9. BMW iX
9. BMW iX

「世界トップクラスの洗練された走りとドライバビリティ、瞬時に発揮されるパフォーマンス、そして実環境での航続距離も評価できる」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

新しいフロントデザインは依然として賛否両論を呼んでいるが、改良されたバッテリーパックと効率を高めたモーターにより、航続距離が大幅に向上した。

最上位グレードのxドライブ60は最大685kmの航続距離を実現。544psの出力と0-100kml/h加速5.0秒未満の性能を備えている点でも印象的だ。

10. ポルシェタイカン

デザイン:9点 インテリア:7点 パフォーマンス:10点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:卓越したハンドリングとドライビングの魅力 居住空間、航続距離、パフォーマンス、価格の絶妙なバランス 充電速度が速い
短所:後部座席は大人には狭め 標準の充電ケーブルがかさばる 信頼性に懸念あり
航続距離:679km

ポルシェ初のEVが大規模アップデートを受け、新開発のリアモーターにより追加パワー、トルク、効率性が向上。バッテリーも改良し、内部抵抗を低減した。

10. ポルシェ・タイカン
10. ポルシェ・タイカン

「決して安価ではないが、その価値は十分にある」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長

その結果、タイカンGTの航続距離は大幅に改善され、オプションの105kWhパフォーマンスバッテリープラスを搭載したバージョンでは、1回の充電で679kmを走行することができる。

また、1108psの驚異的なパワーを誇る、サーキット走行に特化したタイカン・ターボGTも選択可能だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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