2025年版 最も航続距離が長いEV 10選 乗り心地や走行性能も評価

公開 : 2025.07.13 18:25

6. テスラモデル3

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:10点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:8点
長所:価格に見合う航続距離 使い勝手が良い 確かな俊敏性
短所:乗り心地が不安定 車内に物理的なボタンが少ない オートパイロット・システムが不安定
航続距離:702km

絶大な人気を誇るテスラのコンパクトセダン、モデル3は、2024年に大幅なアップデートが行われ、より洗練されたスタイリング、新しいインテリア、そして優れた効率性を獲得した。

6. テスラ・モデル3
6. テスラ・モデル3

「最も安価なローエンドのモデルでも、セダンの実用性、驚異的なパフォーマンス、そして扱いやすいハンドリングのダイナミズムを融合している」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長

モデル3のロングレンジRWD仕様では、最大702kmの航続距離を実現している。

この長距離走行能力に加え、本格的なパフォーマンスも備わっている。前述の仕様では、最高出力355psで0-100km/h加速4.9秒を達成し、スポーツカーに匹敵する性能を誇る。

どの仕様を選んでも560km以上の航続距離を実現しており、十分なパワーと594Lのトランク容量があれば、これ以上何を望むだろうか? おそらく、物理ボタンくらいだろう……。

7. プジョーe-3008

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:6点 コスト:7点
長所:優れたインテリアデザイン 新鮮でモダンな内装材 静かで洗練された走り
短所:ライバル車に比べて高価 ハンドリングが鈍い 乗り心地が硬い
航続距離:700km

プジョーの最新世代3008は、同社の他のモデルとの差別化を図るため、クーペSUVへと進化した。

7. プジョーe-3008
7. プジョーe-3008

「AUTOCARのテストでは、80km/h巡航時の静粛性はテスラ・モデルYヒョンデアイオニック5ポールスター2よりも高かった」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

e-3008は、親会社であるステランティスのSTLAミディアム・プラットフォームをベースにした最初のモデルで、エネルギー効率を最優先しているため、97kWhという大容量バッテリーを余裕を持って搭載することができる。

電費は7.2km/kWhと高効率なため、1回の充電で700km走行することができる。ただし、充電速度は160kWにとどまり、クラス最高速とは言えない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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