【Top3は1万台超え】2025年8月期 軽自動車新車販売の車名別ランキング Top10の半分はスズキ

公開 : 2025.09.05 06:25

軽自動車の新車販売はNボックス、スペーシア、ムーヴがトップ3を堅守し、全て1万台越えを達成しています。そのほかの注目ポイントとしては軽EVのカテゴリーでは前年実績割れが続く車種がありました。

2025年8月期における軽自動車新車販売の車名別ランキング

全国軽自動車協会連合会は、2025年8月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2025年8月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10

1位 ホンダNボックス:1万4936台
2位 スズキスペーシア:1万1478台
3位 ダイハツ・ムーヴ:1万847台
4位 ダイハツタント:6957台
5位 スズキ・ハスラー:5633台
6位 スズキ・アルト:4701台
7位 スズキ・ワゴンR:4454台
8位 日産ルークス:3872台
9位 三菱デリカミニ/eK:3616台
10位 スズキ・ジムニー:3586台

フルモデルチェンジが発表された三菱デリカミニ。
フルモデルチェンジが発表された三菱デリカミニ。

2025年8月期の軽自動車の車名別ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比3.4%増の1万4936台を達成して、15カ月連続でのトップに輝く。

続く第2位には、スズキのスーパーハイトワゴンのスペーシアが同2.8%増の1万1478台を成し遂げて前月と同位に位置。6月に全面改良を実施したダイハツ・ムーヴは、同145.0%増の1万847台を記録して、前月と同じ第3位のポジションをキープした。

また、第4位には同29.9%減ながら6957台を登録したダイハツ・タントが、第5位には同11.7%減の5633台を販売したスズキ・ハスラーが、それぞれ前月と同位でランクインしている。

注目モデルの動き

スズキ・アルトはラパン・シリーズのマイナーチェンジモデルの発売が8月25日だったこともあって前年同月比0.9%減の4701台にとどまったものの、順位としては前月から3ランクアップの第6位に躍進。

受注残の解消を図るスズキ・ジムニーは同23.4%増の3586台を記録し、前月から2つ順位を上げて第10位にランクインした。

フルモデルチェンジが発表された三菱デリカミニ。
フルモデルチェンジが発表された三菱デリカミニ。

一方、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが同43.8%減の860台、三菱eKクロスEVが同51.4%減の103台と苦戦。また、軽EVバンの三菱ミニキャブEVも同82.5%減の70台と前年実績割れが続く。

対してEVモデルのe:を含むホンダNバンは、同6.8%増の2132台を達成した。さらに、8月20日に特別仕様車のJリミテッドを設定した軽商用車のスズキ・エブリイは、同3.6%増の4247台を記録している。

なお、登録車と軽自動車を合わせた2025年8月期の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが4カ月連続での首位に立ち、第2位には前月と同位でスズキ・スペーシアが、第3位には前月から2ランクアップを果たしたダイハツ・ムーヴが入り、トップ3を軽自動車が占有。

そして、第4位にトヨタヤリス、第5位にトヨタ・カローラという登録車が続く結果となる。月間販売台数1万台超えは軽自動車のトップ3の3車種のみで、前月の6車種から半減している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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