まるで1980年代前半?悩ましき冬用ホイール選び【連載:遠藤イヅルのB11型日産サニーカリフォルニア再生&快適化計画 #6】

公開 : 2025.12.26 12:05

当時のメッシュタイプに決定

そして最終的に選んだのが、ホイールメーカーとして長い歴史を誇る『ウェッズ』(weds)のアルミホイール『ヨーロピアンII』でした。ヨーロピアンは1970年代後半〜1980年代初期に発売されたメッシュホイールで、デザインの違いによってI、II、IIIが存在しました。

前出のカー用品カタログによると、サイズは5J×13から7J×15、PCD100〜120mmを揃え、オフセットも5〜23mm(FR用)と35〜40mm(FF用)が用意されていました。

タイヤ幅は155でめちゃ細なのですが、ちょっと踏ん張ったような見た目に変わりました。
タイヤ幅は155でめちゃ細なのですが、ちょっと踏ん張ったような見た目に変わりました。    遠藤イヅル

出品されていたホイールのオフセットが38mmだったこと、ホイール幅が5Jで155幅のタイヤに向いていること(13インチだと5.5Jが多い)、そして何より程度が新品のように抜群だったことが購入の決め手となりました。

FF用なのでメッシュ部がもっこりと外側に膨らんでいる造形ですが、リムも少し深めで、片側数ミリながら外側にタイヤの位置が動いて見た目の迫力も増した気がします。

それにしても、1980年代のカー用品カタログを見ると、社外ホイールは現代以上に種類が多く、デザインも多種多様で驚きます。ちなみに時期は少し違いますが、筆者の初マイカーは1991年に買った初代トヨタMR2(AW11型)。あの時もカー用品店でアルミホイールをアレコレ品定めしたことを思い出しました。

次回は、ヘッドライトに関するレポートをお送りする予定です。

取材協力:Auto service & performance ENDO

(当連載は不定期掲載ですが、主に金曜日お昼頃に公開予定となります)

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    遠藤イヅル

    Izuru Endo

    1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター兼ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持つ。コピックマーカーで描くアナログイラストを得意とする。実用車や商用車を好み、希少性が高い車種を乗り継ぐ。現在の所有は1987年式日産VWサンタナ、1985年式日産サニーカリフォルニア、2013年式ルノー・ルーテシア。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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