動物の名前が付いたクルマ 26選(前編) 『ゴルフ』はまさかの馬だった? 意外な由来も
公開 : 2026.01.24 11:25
E:AMCイーグル
1980年代に米国で登場した四輪駆動車で、ジープ譲りの駆動系とAMCコンコードのセダンボディを組み合わせたモデルだ。スバルなどの四輪駆動車に対抗するために設計された。イーグル(鷲)という名称の由来は不明だが、クライスラーは後にこれを独立した高性能ブランドとして1988年から1998年まで展開した。

F:フォード・ファルコン
ファルコン(隼)の名は1930年代にフォードの高級コンセプトカーに初めて用いられ、後にマーキュリーブランド誕生の礎となった。一方、1950年代半ば、クライスラーはファルコンと名付けたセダンのコンセプトカーを発表した。
そして1958年頃には、フォードとクライスラーの両社がこの名称を使おうとしていた。当時、米国におけるモデル名はすべて自動車製造業者協会(AMA)への登録が必要であり、フォードがクライスラーよりわずか20分早くファルコンの商標権を確保したのである。

G:フォルクスワーゲン・ゴルフ
一般的な通説では、ゴルフは風の種類に由来する名前とされている。これはドイツ語で「メキシコ湾流」を意味する単語の直訳だが、これを提案したのは当時のフォルクスワーゲンの購買部長ハンス=ヨアヒム・ツィマーマン氏だ。彼は熱心な乗馬愛好家で、愛馬の名前は「ゴルフ」だった。
おそらく、馬の名前が由来というのは多くの人が知らないことだろう。ちなみに、お菓子のスニッカーズも同様だ。

H:ランチア・ハイエナ・ザガート
ハイエナは獰猛な肉食獣だ。伝説的なラリーカーをベースにしたクーペにふさわしい名である。デルタ・インテグラーレからこのような流麗なマシンを作るという構想を生んだのは、ポール・クート氏という人物だ。ザガートがハイエナを開発することになったが、フィアットからは公式な支援を得られなかった。クート氏は自らHFインテグラーレを1台ずつ購入して改造するしかなかった。計画生産台数600台に対し、完成したのはわずか24台だった。

I:シボレー・インパラ
意外にも多くの自動車メーカーがアンテロープの品種をモデル名に使っている。この米国市場向けセダンは1957年から2020年までさまざまな形で生産された。インパラの名前は1956年のショーカーに初めて使われ、動物のインパラをモチーフにしたロゴがあしらわれていた。命名理由は「インパラが優雅だから」らしい。

J:プロトン・ジャンバック
ジャンバック(Jumbuck)とは、羊を意味するオーストラリアのスラングだ。オーストラリア第二の国歌として愛される名曲『ワルチング・マチルダ』にも、この言葉が登場する。実用性の高いユートを好むお国柄を考えれば、前輪駆動の小型ピックアップトラックにふさわしい名称と言えるだろう。英国でも販売され、熱心なファンを獲得した。プロトンの本拠地マレーシアではアリーナと命名されたが、こちらははるかに地味な名前だ。






























