ライバル超えの熟成感 ヒョンデ・インスター・ロングレンジ(2) キレ良いレスポンスに290kmの実航続距離 検討に値するEV

公開 : 2026.03.16 18:10

ライバルより成熟した印象の小さなEV

インスターが登場した3年ほど前と異なり、現在の市場には低価格な電動コンパクトカーの選択肢が複数存在する。英国の場合は、特定のモデルへ補助金が適用されており、ヒョンデが狙ったほどのアドバンテージはないかもしれない。

それでも、高級感の香る特徴的なスタイリングは、共感を誘うものといえる。運転体験も、多くのライバルより熟成された印象がある。実用性に優れ、乗り心地も良い。メジャーなポジショニングではないとはいえ、検討に値するEVであることは間違いない。

ヒョンデ・インスター 49KWH ロングレンジ 02(英国仕様)
ヒョンデ・インスター 49KWH ロングレンジ 02(英国仕様)

◯:実用性に優れた車内空間 市街地に適したコンパクトさ 充実した装備
△:英国にはより高コスパな選択肢がある 操縦性を鈍らせる車重 やや反応が遅いタッチモニター 部分的に安っぽい内装

ヒョンデ・インスター 49KWH ロングレンジ 02(英国仕様)のスペック

英国価格:2万6755ポンド(約562万円)
全長:3825mm
全幅:1610mm
全高:1575mm
最高速度:149km/h
0-100km/h加速:10.6秒
航続距離:368km
電費:6.2km/kWh(試乗時の平均)
CO2排出量:−g/km
車両重量:1335kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:49.0kWh(グロス値)
急速充電能力:85kW(DC)
最高出力:116ps
最大トルク:14.9kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動

ヒョンデ・インスター 49KWH ロングレンジ 02(英国仕様)
ヒョンデ・インスター 49KWH ロングレンジ 02(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 執筆

    マーク・ティショー

    Mark Tisshaw

    役職:編集者
    自動車業界で10年以上の経験を持つ。欧州COTYの審査員でもある。AUTOCARでは2009年以来、さまざまな役職を歴任。2017年より現職の編集者を務め、印刷版、オンライン版、SNS、動画、ポッドキャストなど、全コンテンツを統括している。業界の経営幹部たちには定期的にインタビューを行い、彼らのストーリーを伝えるとともに、その責任を問うている。これまで運転した中で最高のクルマは、フェラーリ488ピスタ。また、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIにも愛着がある。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ヒョンデ・インスター・ロングレンジの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事