フォルクスワーゲンID.4 詳細データテスト 穏やかな出力特性と操縦性 遅くないが刺激は足りない

公開 : 2021.11.06 20:25

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

インフォテインメント

インフォテインメントシステムのディスカバープロ・ナビゲーションは、下位グレードには10.0インチ、上位グレードには12.0インチの画面を採用する。全般的に、よく機能してくれて、グラフィックは色鮮やかだ。

ただし、性能を最大限引き出す操作ができるまでには慣れが必要で、クルマを停めて練習したほうがいい。そして、ゴルフVIIIでみられた操作性の問題が、このクルマでも改善されていない。タッチ操作の感知が不安定なのだ。

出来のいいインフォテインメントシステムだが、操作には慣れが必要で、物足りなさを感じる部分もある。計器盤のディスプレイは小さいが、情報の視認性は優れている。
出来のいいインフォテインメントシステムだが、操作には慣れが必要で、物足りなさを感じる部分もある。計器盤のディスプレイは小さいが、情報の視認性は優れている。    LUC LACEY

Apple CarPlayとAndroid Autoは標準装備で、いずれもUSBとBluetoothのどちらでも接続できる。ワイヤレス充電器も標準装備だ。

このシステムは音声操作も可能だが、期待したほど確実に認識してくれるわけではない。自然な話し方でも認識するので、ラジオの選局などはうまくいく。しかし、住所や施設名などの入力には苦戦した。

メーターパネルそのものはわざと小ぶりに作ってあるが、読み取りやすく、ナビのデータを表示することもできる。これは納得のアイテムだ。

燈火類

エントリーグレードのライフでは、フルオートのLEDヘッドライトが標準装備。ビジネス以上のグレードではLEDマトリックスタイプのIQライトとなり、自動減光やコーナリングライト機能が加わる。

ステアリングとペダル

MEB使用モデルのペダルは、コンベンショナルなMQBを用いたものよりセンターに寄っている。しかし、ID.4のドライビングポジションはうまく仕立てられていて快適だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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