【詳細データテスト】レンジローバー 驚くほどの静粛性 大きさが苦にならない視認性 想像以上に俊敏

公開 : 2022.07.23 20:25  更新 : 2022.08.23 06:26

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

ランドローバーのPivi Proシステムで選べるメニューにはどんなものがあるのか。列挙したら書くスペースが尽きてしまいそうなほど多い。タイヤ情報、ナビ、バレーモード、オフロード情報、低トラクションローンチ、Android AutoとApple CarPlay、メディア、カメラ、車両の進行方向、音声操作、牽引/トレーラー、キャビン照明、パークアシスト、空気のクオリティ、送風、などなど。

あまりにも多すぎる。使う機会が滅多にないテレインレスポンスのノブをセンターコンソールに配置するくらいなら、この多すぎる項目を選び操作するダイヤルか何かを設置したほうがよかったのではないだろうか。

13.1インチのタッチ式ディスプレイで選択・操作できる項目は非常に多い。できればセンターコンソールに、ダイヤルなどの操作デバイスを設置してもらいたかったところだ。
13.1インチのタッチ式ディスプレイで選択・操作できる項目は非常に多い。できればセンターコンソールに、ダイヤルなどの操作デバイスを設置してもらいたかったところだ。    LUC LACEY

停車中であれば、このインターフェースの機能性や使い勝手も、メニューも、じつにわかりやすい。操作に対するディスプレイの反応も素早い。

マーケットによっては、Amazon Alexaを用いたボイスコントロールも装備される。ナビゲーションにはショートカットや、What3Wordでの位置決め機能も備わる。オーディオはメリディアン製で、すばらしいサウンドを聴かせてくれる。

燈火類

並外れて明るいヘッドライトだが、他者への眩惑防止もしっかりできているようだ。

ステアリングとペダル

ステアリングホイールと運転席のセンターはピッタリ合っていて、ブレーキペダルもセンターに位置する。スロットルペダルは右側の完璧なポジションにある。しかし、スペースを考えると、正しい場所に配置されていて当然ともいえる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    英国編集部エディター・アト・ラージ
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Koichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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