日産アリア 詳細データテスト 広く高品質な室内 直観的な動力系 足回りは乗り心地も操縦性も難あり

公開 : 2022.11.05 20:25

使い勝手 ★★★★★★★★★☆

インフォテインメント

アリアに標準装備されるインフォテインメントシステムは、12.3インチのディスプレイ2面を一体化して横並びにしている。操縦系の上に画面を並べる、最近流行りのフライトコンソールスタイルだ。ただし、平面ではなく波型になっているのが差別化ポイントだと、日産では説明している。

入力のほとんどは、タッチパネルと音声認識による。とはいえ、音量調整ノブとオーディオ電源ボタン、空調コントロールは個別に用意されている。ステアリングホイールには、オーディオのリモートスイッチも設置されている。

2面ディスプレイは平面ではなく、上から見ると波打ったようにやや前後にズレている。ナビは使いやすいが、スマートフォンの接続も楽にできる。
2面ディスプレイは平面ではなく、上から見ると波打ったようにやや前後にズレている。ナビは使いやすいが、スマートフォンの接続も楽にできる。    LUC LACEY

メインメニュー画面は、グラフィックが鮮明でレイアウトもわかりやすい。使い方を理解するのもイージーだ。メーターはシンプルで、とっ散らかっていなくて、読み取りやすい。

純正ナビは入力しやすいが、スマートフォンのワイヤレス接続も標準装備で、ワイヤレス充電も付いてくるので、ミラーリングするユーザーが多いだろう。われわれの経験からすれば、なんの問題もなく操作できる。

燈火類

LEDヘッドライトは全車標準装備だが、アダプティブタイプとダイナミックウインカーはエヴォルヴに装備される。照射範囲はみごとなもので、ロービームのレベル設定も上々だ。

ステアリングとペダル

ブレーキペダル位置は、メインストリームのファミリーカーとしては例がないほど中央寄りだが、新型プラットフォームならその辺の自由は効きそうだ。ステアリングコラムは、調整幅がたっぷりある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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