3位:フォルクスワーゲン – 12車種で14件のリコール

ポロ(写真)では、スポイラー、助手席・運転席エアバッグ、パノラマサンルーフの不具合により4件のリコールが発生した。Tロックは、激しい運転操作でエンジンカバーが外れる可能性があり、リコールとなった。パサートは複数のリコールに見舞われ、ゴルフ、クラフター、フォックス、キャディ、アルテオンでもリコールが実施された。

3位:フォルクスワーゲン
3位:フォルクスワーゲン

2位:プジョー – 10車種で15件のリコール

シトロエンと同様、プジョーも排出ガスのソフトウェアに不具合があり、308、2008、208、3008、5008を含むさまざまな車種がリコールに見舞われた。301(写真)はドライブシャフトの不具合でリコールとなった。

また、DSオートモビルズと同じく、プジョー308では牽引フックに不具合があり、リコールに。エキスパートは、燃料パイプやリアブレーキの不具合、リアウィンドウの過熱など5件の不具合が指摘され、リコールを実施した。

2位:プジョー
2位:プジョー

1位:メルセデス・ベンツ – 24車種で39件のリコール

Sクラスでは7件のリコールが発生したが、そのうち6件は最新世代モデル(写真)であった。メルセデス・ベンツは2022年、24車種で実に39件と、ラインナップ全体で複数のリコールが発生した。

2017年1月から2021年10月までに製造されたCクラスEクラスGクラス、Sクラス、ヴィト、VクラスCLSGLCGLEGLSの約100万台で、エンジン火災に至るリスクがあるとしてリコールが実施された(2022年4月)。

1位:メルセデス・ベンツ
1位:メルセデス・ベンツ

また、2004年から2015年にかけて製造されたMLクラス、GLクラス、Rクラスの約100万台で、ブレーキの不具合があるとしてリコールが発生(2022年6月)。2017年から2020年にかけて製造されたスプリンターバン31万5000台も、ブレーキランプの不具合でリコールとなった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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