シンプル・イズ・ベストを体現する名車 20選 質素で安くて魅力いっぱいのクルマ

公開 : 2023.08.27 18:05

ケータハム・スーパーセブン1600(2020年)

シンプルさを何よりも重視するなら、ケータハム・スーパーセブン1600をおいて他にないだろう。このクルマは、ケータハムの初期のモデルを現代的に解釈したもので、重量を増やしたり気を散らしたりしてドライビング体験を希薄にするような装備はほとんど排除されている。チューブラーシャシーをベースに、完成車またはキット(自宅で組み立て)として販売され、ドライバーはパワーアシストとアナログメーターのないウッドリムの3本スポーク・ステアリングホイールの前に座り、フォードから調達した1.6L 4気筒エンジンを操る。

ABSもトラクションコントロールも、2020年代には当たり前のように搭載されている電子制御の運転支援機能もない。しかし、AUTOCARはスーパーセブン1600に試乗した結果、他のクルマでは味わえないような、熱心なエンスージアストに報いるクルマだと結論づけた。

ケータハム・スーパーセブン1600(2020年)
ケータハム・スーパーセブン1600(2020年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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