ミニ・エースマン 詳細データテスト ミニらしい走り やや狭い室内 カントリーマンよりクーパー寄り
公開 : 2025.01.25 20:25
マルチメディア ★★★★★★☆☆☆☆
クーパーやカントリーマンでも使用される直径240mmの円形マルチメディア画面は、BMWグループのほかのクルマとは一線を画す見た目だが、使い方は1シリーズやX1と変わらない。実体カーソルコントローラーはないが、使いやすいショートカットキーと、クイックアクセスメニューを備える。ステアリングホイールの☆ボタンを押すと、画面上にツールベルトが出現する。
何をするにも重要なのが、あらかじめミニ・コネクティッドのオンラインユーザーアカウントを設定して、それから2分ほどかかるダウンロードを済ませておくこと。そのほか、ヘッドアップディスプレイのポジションからナビゲーションのマップやADASのセッティングに至る好みまで、始動のたびに再セッティングしなくてはならない。そうそう、音声認識はうまくいかないことがぼちぼちある。

それさえ済めば、走り出す前の長々としたくだらない操作や、技術系全般の煩わしさは大幅に減る。
実体カーソルコントローラーがないので、運転中の操作には余計に集中力を割かれるが、慣れてしまえばひどい欠点になるほどではない。センターディスプレイに統合されたメーター類は、しばしば視線を路上から必要以上に逸らす原因となる。ヘッドアップディスプレイは、その問題を改善するのだから、全車に標準装備すべきだが、Eグレードではレベル1オプションパッケージに含まれる。