ミニ・エースマン 詳細データテスト ミニらしい走り やや狭い室内 カントリーマンよりクーパー寄り

公開 : 2025.01.25 20:25

運転支援 ★★★★★★★★☆☆

小さなクルマだが、便利なデジタル装備に不足はない。テスト車には未装備だったレベル3オプションパッケージには、車外からスマートフォンを介して入出庫ができるパーキングアシストプラスが含まれる。この価格帯やサイズのクルマでは、珍しい装備だ。

さまざまなADASは、調整機能も多く、ふたつの例外を除けば、設定したままになる。強制的に起動するのは速度アラームとレーンキープで、前者はクルーズコントロールのセットボタンを長押しでオフにでき、後者は操作をツールベルトのショートカットにセーブできる。

レベル・レッド塗装を選ぶと、ルーフはボディ同色か、ブラックかホワイトのコントラストカラーが選べる。前方がダーク、後方がライトなグラデーションのブルーマルチトーンルーフは、650ポンド(約13万円)のオプションだ。
レベル・レッド塗装を選ぶと、ルーフはボディ同色か、ブラックかホワイトのコントラストカラーが選べる。前方がダーク、後方がライトなグラデーションのブルーマルチトーンルーフは、650ポンド(約13万円)のオプションだ。    JACK HARRISON

ドライバーモニタリングも備えるが、ボルボEX30のそれとは違って、過敏ではなく、センターメーターに目線を合わせる時間が長いからと責めてくることもない。レーンキーピングを切り忘れても、速度域の上がる郊外へ出るまでは介入してこない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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