2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高の欧州ミニバン 10選 快適でデザインも良い魅力的なクルマ

公開 : 2025.05.17 18:25

10. レクサスLM

デザイン:7点 インテリア:10点 パフォーマンス:4点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:8点
長所:非常に豪華な後部座席とくつろぎの空間 高級素材をふんだんに用いたキャビン 超ラグジュアリー
短所: 2.3トンの車両重量に対し、エンジンが性能不足 快適性が十分ではない 外観
最大の特徴:ラグジュアリー

レクサスLMは、まさにフォーマルな舞踏会に富裕層を送迎するのにふさわしい高級ミニバンと言えるだろう。

10. レクサスLM
10. レクサスLM

「後部座席は広々として豪華で、他に類を見ないほど装備が充実しており、短距離のラグジュアリーな移動には申し分ない」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

英国価格8万9995 ポンド(約1760万円)からという、このリストの中で最も高価なミニバンだが、車内に乗り込めばその理由がよくわかる。LMのインテリアは、昔ながらのラグジュアリーを追求して設計されており、確かに特別な気分になれる。

後部座席は、ヒーターとベンチレーション機能付きのリクライニングシートで、7種類のマッサージ機能、フットレスト、クッションも備わっている。シートをフラットに倒して寝室として使用することも可能だ。

48インチの大型ディスプレイも特筆すべきポイントだ。スマートフォンサイズのタッチスクリーンで各メディア機能を操作し、アームレストに隠されたワイヤレス充電器でスマートフォンのバッテリーを充電できる。その他、冷蔵庫や靴収納スペースなど、ホテルの一室のような設備が整っている。

走行性能に関しては、素晴らしいとは言い難い。英国仕様のLMは、2.5L 4気筒ガソリンエンジンと1基または2基の電気モーターを組み合わせたハイブリッド・パワートレインを搭載している。

どちらの仕様もLMの重量に苦戦しており、遅くて反応が鈍く、全体的にパワー不足を感じさせる場面が多い。また、驚くほど騒音が大きく、洗練度も十分とは言えない。

最高のミニバンを選ぶには

最高のミニバン(MPV)を選ぶ際には、実用性、広さ、そして何名の乗員を乗せられるかが重要なポイントになるだろう。これらの要素と自身のニーズをしっかり考慮した上で購入すべきだ。

個性豊かな欧州のミニバン。自分に合った1台が見つかるはず。
個性豊かな欧州のミニバン。自分に合った1台が見つかるはず。

テストと選定方法

AUTOCAR英国編集部のロードテスト(公道試乗)チームは、このリストに掲載されている各モデルを試乗し、乗り心地、ハンドリング、パフォーマンス、経済性など、さまざまな観点から評価している。今回は、その評価に基づいてランク付けした。

今回のトップ10は、AUTOCAR英国編集部による試乗評価をベースとしている。
今回のトップ10は、AUTOCAR英国編集部による試乗評価をベースとしている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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