2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高の欧州ミニバン 10選 快適でデザインも良い魅力的なクルマ

公開 : 2025.05.17 18:25

8. フォード・トランジット・カスタム

デザイン:4点 インテリア:7点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:5点
長所:最大9人乗り 驚異的な広さ 乗用車と乗用車のボディスタイル
短所:商用車らしい運転感覚 安っぽいインテリア PHEVモデルのEV走行距離が短い
最大の特徴:荷物の運搬能力

積載スペースと乗車定員を最大限に確保することを目指すなら、中型バンの乗用車バージョンを検討すべきだ。

8. フォード・トランジット・カスタム
8. フォード・トランジット・カスタム

「英国の多くの企業はフォード・トランジット・カスタムを愛用しており、試乗中に目にした新型車の数からも、その人気は当分衰えることはないと思われる」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター

最も運転しやすいバンは欧州フォードのトランジット・カスタムで、トルネオ・カスタムと同様に乗員の快適性を高めたモデルだ。

AUTOCAR英国編集部のフォトグラファーがトランジット・カスタムPHEVを6か月間使用したところ、その多用途性が自身のライフスタイルに完璧に合っていたという。フォード・フォーカスほどの運転の楽しさはないが、運転が面倒に感じることもない。

ただし、PHEVモデルの純EV走行距離はわずか48kmと短いので、従来のディーゼルエンジン搭載車をお勧めする。

9. メルセデス・ベンツEQV

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:6点
長所:非常に静かで滑らかな走り 適度な重量感と非常に正確なステアリング スタイリッシュなデザイン
短所:サイズが大きいため、他のEVに比べて発進がやや鈍い 乗り心地がやや硬く、跳ねやすい 約7万5000ポンド(約1470万円)からと高価
最大の特徴:スタイル

メルセデス・ベンツのEVラインナップは、EQBからEQVまで、7人乗りモデルがかなり充実している。

9. メルセデス・ベンツEQV
9. メルセデス・ベンツEQV

「車体が大きくと高さもあるため、90kWhの大容量バッテリーを床下にすんなり搭載でき、フロア高やヘッドルームはほとんど犠牲になっていない」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長

実質的にEV版のVクラスと言えるこのモデルは、大柄で背の高いバンタイプの車体を持ち、スライドドアと回転可能なキャプテンシートを2列目に備えている。

最高出力204psの電気モーターを搭載し、実環境での航続距離は320km強。エアサスペンションと重量を活かし、静かで快適、そしてこのサイズのクルマとしてはハンドリングも良好だ。

EQVのハイヤーで送迎を受けることができれば幸運だ。また、税制上のメリットもあり、運転手も喜んでこのクルマを手配してくれるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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