「クセつよ」だけど愛さずにはいられないクルマ 40選(前編) 人を選ぶユニークなキャラクター

公開 : 2025.11.16 11:25

ミニ・ペースマン

ペースマンが発売された当時、そのベースとなったカントリーマンと同じ道を歩んでいたため、真価を理解していた人はあまりいなかった。1.6Lガソリンおよびディーゼルのクーパー、ターボチャージャー付き2.0LのSD、ターボチャージャー付き1.6LのクーパーS、そして最上位モデルのJCWバリエーションが用意されていた。しかし、ベースモデルのクーパーには、ミニの魅力を感じさせるものは少なく、その傾斜したルーフラインはレンジローバー・イヴォークを模倣しているようにも見えた。

しかし、SまたはJCWモデルにおいて、シャープなストライプ、四輪駆動のAll4システム、ラウンジタイプのリアシートなど追加のパッケージを多数装備すると、魅力がぐんと深まる。サイズや本質的にはオリジナルのミニとは異なるかもしれないが、風変わりなスタイリングにはどこか愛らしさを感じてしまう。

ミニ・ペースマン
ミニ・ペースマン

レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル

発売当時、人々は「なぜオフロード車にコンバーチブルが必要なのか? 水たまりを走ったらびしょ濡れになるではないか」と疑問を呈した。しかし、ルーフを格納したときのそのフォルムは、とにかくクールだ。ランドローバーはルーフカットによるシャシー剛性低下を補うため、250kg以上の補強材を追加した。コンバーチブル仕様を奇妙だと考える人もいたが、コンセプトスケッチの段階からすでにエヴォークの一部として描かれていたのだ。

ルーフは18秒で格納され、270ポンド(約5万5000円)のウィンドディフレクターをオプションで装着すれば風切り音を大幅に低減できる。標準エヴォークより280kg重い車体ながら、0-97km/h加速は9.7秒、最高速度は195km/hに達する。

レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル
レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル

ルノー・トゥイージー

タンデム方式のシートレイアウトと開放的なキャビンを備えたトゥイージーは、発売当初は未来から来たように思えた。2012年の発売時価格は1万2000ポンド(約245万円)からで、ルノーのEVラインナップではゾエの下位に位置した。全長わずか2.3m、全幅1.2mのコンパクトさと機動力から、欧州の都市中心部でレンタカーとして目にするようになった。

最高出力17psと最大トルク5.8kg-mを発生する電気モーターを搭載し、最高速度は80km/h。家庭用コンセントから3時間半でフル充電が可能で、100kmの航続距離を実現した。トゥイージーは見た目だけを理由に批判されることもあったが、そこにこそ独自の個性、つまり魅力があるのだ。

ルノー・トゥイージー
ルノー・トゥイージー

(翻訳者注:この記事は「後編」へ続きます。)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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