【5代目プレリュード、カプチーノ、初代コペンなど】価格が上がる前に手に入れておきたい国産中古車10選(後編)

公開 : 2025.11.14 11:50

スズキカプチーノ(2001〜2007年)

価格:約40〜550万円
平均価格:約125万円

1990年代前半は、現代では考えられないようなクルマが次々と市販されましたABCトリオと称された軽自動車のスポーツカーオートザムAZ-1』、『ホンダ・ビート』、『スズキ・カプチーノ』はまさにそれ。

カプチーノは64psを叩き出す『スズキ・アルトワークス』用の550ccターボエンジンをフロントに縦置き搭載して後輪を駆動、前後重量配分51:49を実現した超ミニサイズの本格的スポーツカーです。Tバールーフ、タルガトップ、フルオープンを楽しむことができるルーフ設計も特徴でした。

スズキ・カプチーノ(2001〜2007年)
スズキ・カプチーノ(2001〜2007年)    スズキ

年式を考えると中古車の流通台数は多く、執筆時点で100台以上が掲載されていました。最高値は550万円(!)ですが、改造車+走行距離200kmという特殊事例。過走行気味だと中心価格帯は80〜140万、程度良好で200万円前後といったところです。

しかし少し前は平均価格が80万円ほどだったので、それからグングン上昇していることになります。軽の2シーターオープンスポーツカーなんて、メーカーは二度と出さないでしょうから、カプチーノを含めABCトリオは、高値で推移あるいは高額化が進むのではないでしょうか。

ダイハツコペン(初代/2002〜2012年)

価格:約50〜480万円
平均価格:約70万円

2002年に発売を開始した初代『ダイハツ・コペン』は、お椀をかぶせたような丸いボディが特徴となる2シーターの軽自動車オープンカーで、軽の市販車では初の電動油圧ポンプで開閉するルーフを搭載しました。

2014年には外観をガラリと変え、『着せ替え』を可能としたボディ構造が特徴の2代目をリリース。2015年になって初代のような丸型の前後ライトを備えた『セロ』も追加されるなど、改良と拡充を繰り返しましたが、ダイハツでは2026年8月の生産終了をアナウンスしています。

ダイハツ・コペン(初代/2002〜2012年)
ダイハツ・コペン(初代/2002〜2012年)    ダイハツ工業

ここで取り上げるのは初代。流通数は600台と豊富で程度もバラバラ、という状況です。最高値の個体は走行距離43kmという博物館級なので除外すると、200万円以上も20台以上あり、少なくない台数が掲載されています。

一方のボリュームゾーンは40〜90万円台で、過走行車も多く見られます。とはいえ、これまで紹介したクルマに比べると安いですよね。しかし初代は初期型だともう20年以上前のクルマ。掲載台数は多かれ、今後も良好な程度の個体は確実に減っていきます。手軽に買って楽しめる時間は、あまり残っていないのです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    遠藤イヅル

    Izuru Endo

    1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター兼ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持つ。コピックマーカーで描くアナログイラストを得意とする。実用車や商用車を好み、希少性が高い車種を乗り継ぐ。現在の所有は1987年式日産VWサンタナ、1985年式日産サニーカリフォルニア、2013年式ルノー・ルーテシア。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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