今こそ注目したい黄金期 1990年代前半の名車 47選(中編) 評価され続ける至高の逸品

公開 : 2025.12.03 11:45

フェラーリF355(1994-1999年)

355で求めるべきは、切なくなるほど美しい「ベルリネッタ」のクーペだ。中古車では、マニュアル・トランスミッション、右ハンドル仕様、そして確かな整備履歴を持つ車両を選びたい。マラネロが生んだミドシップ車の中で最も美しいと評される1台であり、優雅でありながら洗練されたデザインと、現代的なドライビング・エクスペリエンスの融合が多くの愛好家を魅了している。

355はスチール製シャシーを採用した最後のミドシップ「ジュニア」フェラーリであり、F1スタイルのパドルシフトを初めて採用したモデルでもある。ただし、生産台数ではマニュアル・トランスミッション仕様が圧倒的に多い。パドルシフトは定期的なメンテナンスが必要だが、信頼性は高い。エアバッグ非搭載のステアリングホイールとシンプルなボッシュ製燃料噴射システムを備えた初期型が特に高値で取引される傾向にある。ただし、整備履歴が不明瞭な安価な車両を購入したり、メンテナンス予算を出し惜しみしたりするのはリスクを伴う。

フェラーリF355(1994-1999年)
フェラーリF355(1994-1999年)

(翻訳者注:この記事は「後編」に続きます。)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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