歴史を変えたV8、象徴的なフラットシックスなど 市販車に搭載された最高峰のエンジン 50選(前編)
公開 : 2026.02.28 11:05
フォード・スモールブロックV8(1961年)
フォードは長年数多くのV8エンジンを生産してきたが、ここでは1961年に登場したスモールブロックから紹介しよう。このエンジンは、1964年の発売時にマスタングに搭載されたものだ。
カナダのオンタリオ州で生産されたユニットは「ウィンザー」の愛称で呼ばれ、1969年から米オハイオ州で生産が始まったものは「クリーブランド」と呼ばれる。クリーブランドは1982年に生産終了となったが、スモールブロック自体は2000年まで生き残った。

ロータス・ツインカム(1962年)
ロータスは1973年にオールアルミ製907ツインカムエンジンを発表したが、ここで取り上げるのはオリジナルのツインカムだ。フォード・アングリア105Eの鋳鉄製ブロックを基に、ロータスは独自のツインカムアルミヘッドを開発。1.5Lまたは1.6Lの傑作エンジンが誕生した。1962年にエランに搭載されて市販デビューを果たした。ビッグバルブ仕様の1.6L版は最高出力128psを発生し、ロータス・コルティナにも搭載された。

ランボルギーニV12(1963年)
1963年にランボルギーニが初めて世に送り出したのは、ジョット・ビッザリーニ(1926〜2023年)設計の3465cc V12エンジンを搭載した350 GTVだ。ミウラ(写真)、カウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴをはじめとする数々のGTモデルに搭載され、2011年のアヴェンタドールまで現役だった。最終的に排気量は6.5Lまで膨れ上がっていた。

ポルシェ 空冷水平対向6気筒(1963年)
ポルシェの空冷水平対向6気筒は35年(1963~1998年)という驚異的な期間にわたって生産された、996型まですべての911に搭載された。当初の排気量はわずか2.0Lだったが、1969年に2.2Lへ、その後3L、最終的にはターボチャージャー付きで3.3Lへと拡大した。さらなるパワーを求めて水冷式に取って代わられるまで、この空冷6気筒は使用され続けた。

AMC/ジープの6気筒(1964年)
AMCが1964年に直列6気筒エンジンを発表した際、40年以上も生産が続くとは予想していなかっただろう。当初は3.8L(232立方インチ)だったが、1年以内に3.3L(199立方インチ)バージョンが登場した。1987年にクライスラーがAMCを買収した際、この直列6気筒エンジンも引き継がれ、2006年に生産終了するまで複数のジープモデルに採用された。壊れにくいタフさが高く評価されているエンジンだ。


































