伝説の自動車デザイナー、ガンディーニが手掛けた名作 50選(後編) 不運のスーパーカーからホットハッチまで
公開 : 2026.06.21 11:45
デ・トマソ・ビグア(1996年)
この2シーターのクーペ・カブリオレは当初、ビグアという名で投入されたが、わずか284台しか生産されなかった。その後、デ・トマソは1960年代のマングスタの名称を復活させたものの、やがて同プロジェクトから撤退。紆余曲折を経て、生産を担っていたクヴェールからマングスタとして販売されることになった。
2002年までに生産は終了し、クヴェールはマングスタの権利をMGローバーに売却した。MGローバーはこれを再設計して『SV』としたが、これもまた販売面で大失敗に終わった。

ストーラS81(2000年)
1919年に設立されたストーラは、あまり知られていない会社だが、デザインとプロトタイプ製作において1世紀にわたる歴史を持つ。ストーラとガンディーニ氏の関係は、1980年代後半のブガッティEB110の開発から始まっていた。1996年、ストーラは自社の技術力をアピールするためコンセプトカーの製作を開始し、4年後の2000年にトリノ・モーターショーでS81を披露した。
ガンディーニ氏によるランチア・ストラトスの発表から30年が経過していたため、ストーラはその21世紀版を手掛けるよう依頼した。その結果生まれたのは、クアトロポルテのマセラティ製V8エンジンをミドシップに搭載するよう設計されたプロトタイプであった。ただし、走行はできない。

ストーラS86ディアマンテ(2005年)
2005年のジュネーブ・モーターショーで公開されたストーラS86ディアマンテだが、製作が決まったのはショー開幕のわずか5週間前だった。ガンディーニ氏はごく短期間でこのデザインを完成させた。
マルチェロ・ガンディーニ氏は、1938年8月26日にイタリア・トリノで生まれた。2024年3月13日同リヴォリにて死去。享年85歳。
























