2026年欧州版 最も注目すべきスーパーカー 10選(前編) 美観と性能を極めた憧れの対象 ベストはやはりポルシェ

公開 : 2026.08.24 11:45

6. マクラーレン750S

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:7点
長所:大型化するライバルたちの中でもフェザー級の軽さを維持 研ぎ澄まされたハンドリングによる、センセーショナルな走り 一般道でも驚くほど乗り心地が良く、本格的なGTとしての能力を備えている
短所:ツインターボV8は力強く刺激的だが、燃えるような華やかさには欠ける 720Sからのスタイリングの進化が不十分かもしれない
最大の特徴:制動力

マクラーレンが2017年に投じた720Sは、華々しい傑作だった。圧倒的なパフォーマンスを日常的に使いこなせる形にまとめあげることで、揺るぎない評価を築いたのだ。

6. マクラーレン750S
6. マクラーレン750S

「マクラーレンによれば、720Sの部品総数の30%が、このモデル向けに交換または改良されたという」
――マット・ソーンダース(ロードテスト編集者)

疑う余地はない。720Sは相当な期間にわたり、地球上で最高かつ最も完成度の高いスーパーカーだった。最も刺激的というわけでもないし、最も過激というわけでもない。ただ、最高だった。

洗練されたコーナリングバランスと引き締まったボディコントロール、そして滑らかで公道に適した乗り心地、卓越したエルゴノミクスと視界の良さ。さらに、ステアリングも他車にありがちな過剰なものではなく、優れたフィードバックとリニアなレスポンスを兼ね備えており、まさに唯一無二の存在であった。

しかし、720Sが2010年代のスーパーカーとして完成された1台だとすれば、750Sはどうだろう? 大まかに言えば、同じものだ。あらゆる点で素晴らしいクルマであることに違いはないが、800ps級のハイブリッド・スーパーカーが存在する現代においてはどこか古めかしい印象も否めない、独特の存在となっている。

720Sと比べて、エクステリアデザインには微調整が加えられている。エンジニアリング面では、ステアリングラックの反応を少しシャープにして、エンジンマウントの一部を強化し、新しいダンパーとホイールを装着し、新しいブレーキシステムを導入した。必要のない部分で抜本的な変更を加えるのではなく、細部をアップデートしたのだ。

そして750Sは、依然として運転する楽しさに溢れている。とはいえ、前モデルほど技術的に魅力的ではなくなってきたのかもしれない。

(翻訳者注釈:この記事は「後編」へ続きます。)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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