プジョー408 詳細データテスト 斬新なスタイル 予想外に良好なハンドリング 乗り心地はやや過敏

公開 : 2023.10.21 20:25

購入と維持

PHEV仕様は、ガソリン仕様よりだいぶ高価なので、CO2排出量差によるメリットが小さく、パフォーマンス不足が我慢できるなら、ピュアテック130を検討する価値はある。

シトロエンC5Xとも比較するかもしれない。プジョーほど魅力を感じさせず、ドライビングが楽しくない、というのがこれまでの通例だが、このシトロエンはなかなかおもしろいクルマだ。乗り心地はもっと熟成され、同等仕様ならより安価だ。ただし、どちらのフランス車も、リセールはフォルクスワーゲングループなどのモデルに後れをとる。

プジョー408の残価予想は、ライバルに比べるとかなり残念。それはハイブリッドでもBEVでも同じだ。
プジョー408の残価予想は、ライバルに比べるとかなり残念。それはハイブリッドでもBEVでも同じだ。    JACK HARRISON

408、それもPHEVが気に入ったなら、電気モーターのアシストが最低限でもツーリング燃費は14.9km/Lをマークする。航続距離は600kmほどに達する計算だ。充電の機会が確保できれば、公称燃費の76.0~95.7km/Lに近い、もしくはそれ以上の経済性を得られるはずだ。

郊外をおとなしく走ると、エレクトリックモードでの電費は5.8km/kWhで、65kmは走れることになる。もちろん、速度を上げればもっと短くなるだろう。

エンジンでの充電も可能だが、当然ながらその場合は経済性が落ちる。ツーリング中、燃費計の数字が9km/Lを切ることもあったが、これは充電量を確保するEセーブモードを選択し、エンジンが走行中にバッテリーを充電しようとした場合のことだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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