2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のEV 10選 乗って楽しいゼロ・エミッション車

公開 : 2025.06.07 18:25

8. ダチア・スプリング

デザイン:7点 インテリア:6点 パフォーマンス:6点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:10点
長所:真に優れたコストパフォーマンス 大半のEVよりも軽量でコンパクト サイズの割にトランクスペースも十分
短所:充電速度がやや遅い 運転姿勢の調整機能が不足 風切り音がやや大きい
最大の特徴:総合的なバリューの高さ

英国で、街を歩く平均的な英国人に、なぜEVをまだ所有していないのかと尋ねたら、どのような答えが返ってくるだろうか? おそらく「高すぎるから」という理由が上位に来るだろう。

8. ダチア・スプリング
8. ダチア・スプリング

「市街地の道路と高速道路を50km走行したテストでは、電費は7.5km/kWhで、航続距離は約200kmだった」
――マット・プライヤー、編集委員

ダチア・スプリングの英国価格は1万5000ポンド(約290万円)以下で、今日の英国市場で最も安価なEVだ(シトロエン・アミのような超小型車を除く)。

しかし、実際に運転してみると、この小さなハッチバックの魅力は価格ではなく、そのバリュー(価値)にあることにすぐに気付く。

確かに、衝突安全性テストのユーロNCAPの評価は1つ星にとどまっている。しかし、スプリングはスマートなスタイリング、充実した装備、実用性、そして市街地ドライバーには十分な225kmの航続距離(公称値)を誇っている。

9. BMW i7

デザイン:8点 インテリア:7点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:10点 コスト:4点
長所:卓越した快適性 洗練性の高さ キャビンは広々としていて心地よい
短所:デザインに洗練さが欠ける 航続距離は480km未満 競合車に比べて高価
最大の特徴:快適性

伝統的なロングホイールベースのリムジンに、EVパワートレインという大きな変更を加えたモデル。i7は歴代7シリーズ初のEVであり、そのサイズと重量にもかかわらず、タイトなコーナーでも絶対的な安定感で綺麗なラインを描くことができる。

9. BMW i7
9. BMW i7

「110km/hでの巡航時、車内の騒音はわずか63dBAと、実に驚異的だ」
――マレー・スカリオン、デジタル編集者

I7の車内環境は心を落ち着かせてくれる。レザーとウッドの絶妙な組み合わせに加え、セカンダリコントロールはカットガラス製だ。

後部座席では、航空機のようなツインシートに腰掛けることができる。「スリーピングシート」ポジションと個人用スクリーンも完備。さらにBMW独自のルーフマウント型31.3インチ8Kシアタースクリーンも搭載されている。

これまでの BMW 7 シリーズよりも先進的で、車内もより広々としている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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