2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のEV 10選 乗って楽しいゼロ・エミッション車

公開 : 2025.06.07 18:25

4. フォルクスワーゲンID.7

デザイン:9点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:この価格帯では、あらゆる車種の中で乗り心地が最高 非常に実用性が高い すっきり整ったハンドリングと気楽なドライバビリティは、昔ながらのVWらしい
短所:インフォテインメントの操作性は改善されたが、まだ不満が残る 主観的な魅力や刺激には欠ける 濡れた路面ではトラクションコントロールの挙動が不自然
最大の特徴:ファミリーカーとしての使い勝手の良さ

フォルクスワーゲン初の電動セダンであるID.7(そして初の電動ステーションワゴンであるID.7ツアラー)には、多くの魅力がある。

4. フォルクスワーゲンID.7
4. フォルクスワーゲンID.7

「乗り心地は実に快適で、このタイプのセダンにふさわしい直感的なハンドリングと、EV所有に関する実用的な要素でも競争力がある」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター

長距離ドライブを楽しみたいドライバーには、ID.7が最適だ。ID.7は、最高出力286ps、最大トルク55.5kg-mのシングルモーターを標準装備している。

ロングレンジ仕様には、640kmを超える航続距離と最大200kWの充電速度を実現する86kWhバッテリーが搭載されている。

その大きさと重量にもかかわらず、走行性能は素晴らしい。テスラモデル3BMW i4ほどスポーティではないが、非常にバランスのとれた1台だ。俊敏性があり、十分なパワーとコーナリンググリップも備わっている。

車内空間に関しては、ID.7は532Lのトランクとリムジンのような後部座席スペースを備えている。この点では、同クラスで最高レベルであり、家族全員が快適に過ごせるだろう。

フォルクスワーゲンのEVは、これまで内装材の質感の低さで批判されてきたが、ID.7ではこれらの問題のほとんどを解決している。ただし、インフォテインメント・システムの使い勝手は依然として不満が残るし、他のプレミアム車に見られるような素材の高級感には明らかに欠ける。

5. ポルシェタイカン

デザイン:9点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:7点
長所:軽快なアジリティ 種類豊富なボディスタイル 長い航続距離
短所:高価 後部座席が狭い 見た目よりも大きい
最大の特徴:ハンドリング

タイカンはEVでありながら、あらゆる面でポルシェの製品であることを実感できる。

5. ポルシェ・タイカン
5. ポルシェ・タイカン

「その圧倒的なパフォーマンス以上に、タイカンが穏やかに運転できることに感銘を受けた」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター

巧みなボディコントロールを発揮し、コーナーリングフォースのバランスも完璧で、加減速も非常に正確でリニアだ。

また、直線でのスピードも驚異的である。フルスペックのターボSでは、0-100km/h加速は2.4秒とされている。

航続距離はバージョンによって大きく異なるが、最も大きなバッテリーを搭載した場合、WLTP基準で680kmを謳う。

AUTOCAR英国編集部のテストでは、電費は6.0km/kWhとなり、実環境での航続距離は約580kmと、このクラスの高性能車としては非常に優れた性能だ。

ラグジュアリーGTとしては、乗り降りはやや窮屈で、サイズを考えると後部座席のスペースはそれほど広くない。それでも、運転席のエルゴノミクスはまさに素晴らしいの一言に尽きる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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