2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のSUV 10選 競争激しいレッドオーシャン

公開 : 2025.06.29 18:25

デザイン、走行性能、実用性などさまざまな観点からAUTOCAR英国編集部イチオシの「SUV」を10台紹介します。コスパに優れたコンパクトSUVから、快適な長旅を楽しめる大型高級SUVまで幅広く取り上げます。

小型車から高級車まで幅広くセレクト

走り、実用性、デザイン、コストパフォーマンスなど、さまざまな観点からAUTOCAR英国編集部が選ぶ最高のSUVを10台紹介する。

過去四半世紀の間に、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)は目覚ましい成長を遂げ、自動車のデザインを根本的に変革した。

英国で販売されているモデルの中から、特に優れたSUVを10台紹介する。
英国で販売されているモデルの中から、特に優れたSUVを10台紹介する。

SUVには欠点もあるが、優れたモデルは卓越した快適性、実用性、広々とした居住空間、汎用性、そして独特で力強い外観を誇っている。

世界中で人気が急上昇し、市場は成長を続けている。現在では、小型車、ファミリーカー、スポーツモデル、高級車、ハイブリッド車、EVなど、そのバリエーションは数えきれないほど多岐にわたる。

今回は、その中からAUTOCAR英国編集部が最高のモデルを厳選し、10台に絞り込んだ。

1位に選んだのは、パフォーマンス、実用性、ドライビングの魅力を兼ね備えたランドローバーレンジローバー・スポーツだ。その他、コストパフォーマンスに優れたダチア・ダスター、総合力が高いポルシェ・マカン、ファミリー向けのスコダ・コディアックなども取り上げている。

(翻訳者注:各モデルの装備や価格は英国仕様に準じます。英国市場から撤退、または未導入のモデルについては取り上げていません。)

1. ランドローバー・レンジローバー・スポーツ

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:7点
長所:卓越した洗練性 幅広い走行性能 トップクラスの車載技術
短所:ライバルよりも15~20%高価 エクステリアデザインは、一部の人には気取り過ぎだと感じるかもしれない JLRの信頼性の実績は低い
最大の特徴:華やかさ

レンジローバー・スポーツは、大型のレンジローバーとほぼ同等の快適性とオフロード性能を備えながら、より安価で、舗装路での走行性能も優れていることから、このリストに名を連ねている。

1. ランドローバー・レンジローバー・スポーツ
1. ランドローバー・レンジローバー・スポーツ

「インテリアの質感に関しては、いくつかの点で改善の余地がある」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者(AUTOCAR英国編集部)

現在、2台は同じプラットフォームを採用しているが、レンジローバー・スポーツは、その大きな重量をコントロールする能力において際立っている。ダンピングは引き締まっていて洗練されている一方で、このサイズのクルマとしてはステアリングフィールが豊かで、レスポンスも良好だ。

ターボチャージャー付きマイルドハイブリッドディーゼル、プラグインハイブリッド、そして最高出力636psを発生するV8ガソリンエンジン搭載のSVなど、幅広いパワートレインラインナップが用意されている。

インテリアの上質さはレンジローバーとほぼ同等だ。

JLRの優れたPivo Proインフォテインメント・システムは操作が簡単で、タイムラグがなく、業界で最も反応の良いタッチスクリーンの1つとなっている。

記事に関わった人々

  • ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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