2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のSUV 10選 競争激しいレッドオーシャン

公開 : 2025.06.29 18:25

2. BMW X5

デザイン:9点 インテリア:7点 パフォーマンス:10点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:豊富なエンジンラインナップ 洗練されたダイナミックなハンドリング 電気走行距離の長い優れたPHEV
短所:もっと実用的なライバルSUVもある インテリアの改良により、質感と使いやすさが一歩後退 PHEVは7.4kWでしか充電できない
最大の特徴:パフォーマンス

BMW X5は、このリストで最も大型のモデルの1つで、パワートレインによっては最大7人乗りも選ぶことができる。

2. BMW X5
2. BMW X5

「BMW X5は現在25年目を迎え、複数の世代を経てきたが、1999年の初代モデルの人気のきっかけとなった大切なセールスポイントを維持している」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター

パワートレインのラインナップは、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドがあり、このクラスとしてはかなり豊富だ。

ディーゼルエンジンも3.0L直列6気筒で最高出力286psを発生し、ガソリン直列6気筒エンジンは352psを発生する。PHEVモデルでは490psの出力と0-100km/h加速4.8秒を実現している。

PHEVモデルは電気のみで82kmの走行が可能で、十分な性能ではあるものの、特に新型スコダ・コディアックPHEV(後述)と比べるとやや平凡な印象だ。

7人乗り仕様では、650Lのトランクスペースを確保している。シートを折りたたむと 1870Lまで拡大するが、PHEVではハードウェアの都合上、500Lに抑えられている。

3. ダチア・ダスター

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:9点
長所:価格に見合った広々とした空間 幅広いパワートレイン ランニングコストを抑えられるバイフューエル仕様も
短所:大型車のような洗練さに欠ける ところどころ安っぽい印象 特に魅力的なエンジンはない
最大の特徴:コストパフォーマンス

ルノー・グループ傘下でルーマニアの自動車メーカーであるダチアが開発したダスターは、現行型で3代目に数えられ、現在英国で販売されているSUVの中でも抗いがたい魅力を放っている。

3. ダチア・ダスター
3. ダチア・ダスター

「PHEVの選択肢はなく、ディーゼルエンジンも廃止され、MHEVパワートレイン搭載車のみではあるが、四輪駆動モデルを選択することはできる」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

新しいプラットフォームを採用したダスターは、旧型よりもはるかにモダンで力強い外観が特徴だ。

エンジンは、1.2Lマイルドハイブリッドガソリン、1.6Lハイブリッド、ガソリンとLPGの2種類の燃料を使用できる1.0L「バイフューエル」が用意されている。

1.2Lエンジンは、シンプルで無駄のない動力性能と経済性に優れ、ダスターに最もよく合っている。四輪駆動も選択可能だ。

ダスターの価格は1万9000ポンド(約380万円)弱で、このリストの中で最もコストパフォーマンスに優れたSUVだ。かつてほど安価ではないものの、ほとんどのブランドのBセグメント・ハッチバックよりもかなり安い。

広々とした4人乗りのキャビン、十分な大きさのトランク、優れた走りとクルージング性能、そしてエントリーモデルでも充実した装備仕様を誇っている。

記事に関わった人々

  • ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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