2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のSUV 10選 競争激しいレッドオーシャン
公開 : 2025.06.29 18:25
4. ポルシェ・マカン
デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:クラス最高のハンドリング 広さと速さの素晴らしい融合 考え抜かれたインテリア
短所:2.0Lバージョンは刺激に欠ける 最上位モデルは高価 EVモデルに入れ替わる
最大の特徴:ドライビングの魅力
根っからのスポーツカーファンからも、渋々ながらもリスペクトを集めるSUVがあるとしたら、それはポルシェ・マカンだろう。

「マカンの標準シートは、サポート力やスポーティな感覚の点で最高というわけではないが、ドライビングポジションがとても良く、しかも着座位置が低いため、そのことはほとんど気にならないだろう」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者
ポルシェのエントリーレベルを担うマカンは、速さ、快適さ、優雅な走りを絶妙に融合し、この熾烈な競争の中で基準となっている存在だ。
ポルシェは、2023年にマカンシリーズのモデルチェンジを行い、ラインナップを一新した。フラッグシップモデルのターボは廃止になったが、後継となるGTSは最高出力440psの2.9L V6ターボガソリンエンジンを搭載し、幸いなことにパフォーマンスはまったく損なわれていない。
重要なのは、サスペンションの改良に伴い車高がわずかに低くなり、小型で低重心なクルマに乗っているかのような、没入感あるドライビング・エクスペリエンスを実現していることだ。物理の法則を覆すようなその走りは、まさに驚異的だ。
ステアリングも、ポルシェの低重心スポーツモデルと同様の重量感とレスポンスを備え、高価なチューニングが施されたダンパーは、堅固な姿勢制御と弾力のある乗り心地を両立している。
エアサスペンションと贅沢なインテリアにより、ただクルージングを楽しみたいときにも、高級セダンのようなリラックスした気楽な走りを見せてくれる。
5. ランドローバー・ディフェンダー
デザイン:9点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:10点 コスト:7点
長所:快適性が高い 非常に運転しやすい ファッショナブル
短所:110および130バージョンは巨大 すべて重たい 高価
最大の特徴:オフロード性能
ランドローバー・ディフェンダーは、オンロードでもオフロードでも優れた性能を発揮する、非常に多用途なマシンだ。どこへでも行けるようなクルマだが、正直なところ、オーナーの多くは舗装路から出ることはないだろう。

「世界トップクラスの性能。オンロードでもオフロードでも素晴らしいが、同時に価格も高い」
――マット・プライヤー、編集委員
そのサイズと比類なきオフロード性能にもかかわらず、ディフェンダーはスムーズなステアリング、適切なペダル配置、そして優れた視界により、運転しやすいクルマである。非常に快適で、コントロール性も抜群だ。
マイルドハイブリッドの6気筒ディーゼル、パワフルなV8、プラグインハイブリッドなど、さまざまなパワートレインが用意されている。
このシリーズの中でAUTOCAR英国編集部が選んだのは、力強い加速感と、洗練された走りを持つディーゼルだ。
ディフェンダーは市販されている中でも最高のSUVの1つであり、そのタフな外観と走行性能は、広々とした居住空間、実用性、そしてラグジュアリー雰囲気を求める人に最適な選択肢となっている。
画像 高級車からコンパクトSUVまで! バラエティー豊かな上位3車種【レンジローバー・スポーツ、BMW X5、ダチア・ダスターを詳しく見る】 全43枚













































