ニューメキシコの静かな乾燥地帯で見つけたクラシックカー 20選 ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.08.31 18:25

フォード・フェアレーン(1963年)

1963年、このフォード・フェアレーンが工場から出荷された時、米国の自動車産業は史上2番目に多い生産台数を記録した。販売台数は690万台(1955年の記録を100万台下回る)に達したものの、フォードは150万台しか販売できなかった。一方、ライバルのシボレーは223万7201台という過去最高記録をたたき出し、フォードを圧倒した。

フォード・フェアレーン(1963年)
フォード・フェアレーン(1963年)

フォルクスワーゲンビートル

米国のジャンクヤードで、フォルクスワーゲン・ビートルが1台も置かれていないところなど考えられない。合計2150万台のビートルが製造され、そのうちの500万台近くが米国に輸出されたのだ。長年にわたりベストセラー輸入車の座に君臨し、その人気は今も続いており、車両の現存率も高い。しかし、コンバーチブルに出会うのは、間違いなく珍しいことだ。この個体は、比較的後期に発売された燃料噴射装置付きのモデルだ。

フォルクスワーゲン・ビートル
フォルクスワーゲン・ビートル

ポルシェ924

ポルシェ924は、1976年から1988年にかけて15万台が販売されたヒット車だ。そのうち3万7000台近くが米国に輸出され、わたし達取材班はこのジャンクヤードで2台見つけた。こちらはベースモデルだが、敷地内にはもっと希少な924Sもあった。

ポルシェ924
ポルシェ924

フォード・フェアレーン・コンバーチブル(1968年)

状態の良い1968年製フォード・フェアレーン・コンバーチブルは、その希少性から比較的高値で取引されている。フェアレーンは37万1787台製造されたものの、そのうちコンバーチブルは4000台にも満たなかったからだ。しかし、この個体は、決して状態の良い車両とは言い難い。ボディはまだ使えそうに見えるが、車内は大変なことになっていた。

ソフトトップは数十年前に取り外されたようで、インテリアはすっかり朽ちていた。

フォード・フェアレーン・コンバーチブル(1968年)
フォード・フェアレーン・コンバーチブル(1968年)

オールズモビルF-85(1964年)

1964年に製造された15万6490台のF-85のうち、約3分の1はこの4ドア・セダンだった。パワーユニットは、標準の3.7L直列6気筒エンジンか、オプションの5.4L V8エンジンから選べた。6気筒エンジンを選択した場合、0-97km/h加速タイムは10.9秒。一方、パワフルなV8エンジンと3速マニュアル・トランスミッションの組み合わせでは、同タイムを4秒も短縮することができた。

オールズモビルF85(1964年)
オールズモビルF85(1964年)

シボレー・サバーバン

このシボレー・サバーバンは、おそらく重大な事故に巻き込まれたことが要因で、ウリバリズ・オート・トーイング&リペアに運ばれたものと思われる。写真と同じ2代目モデルは、1941年、1942年、1946年に民間向けに製造された。

軍用にも少数製造されたが、それらはさらに希少だ。サバーバンは史上最も長く使用されている車名で、実に90年の歴史を誇る。

シボレー・サバーバン
シボレー・サバーバン

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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