BMW Z4 Mクーペ(2006~2008年)

価格:1万5000~3万5000ポンド(約300~700万円)
信じられないことに、クリス・バングル設計による直列6気筒エンジン搭載の後輪駆動クーペが、新型フィアット・パンダとほぼ同額で手に入るのだ。

初代Z4のロードスターは5年間生産されたが、この固定ルーフの高性能バージョンはわずか4581台しか生産されなかった。

BMW Z4 Mクーペ(2006~2008年)
BMW Z4 Mクーペ(2006~2008年)

搭載されているS54エンジンはほぼ故障知らずだが、バルブクリアランスはこまめな点検が必要で、それなりの費用がかかるだろう。

TVRタスカン(1999~2006年)

価格:1万5000~6万ポンド(約300~1200万円)
TVRはハードトップのタスカンを、驚くほど広いトランクを備えた同社史上最も実用的なモデルと謳っていた。確かにその通りだった――故障さえしなければ。直列6気筒(通称スピードシックス)エンジンはアル・メリング(女性向けファッションブランドを経営し、F1エンジンの設計にも携わった人物)が設計したもので、TVRが生産した。

無改造のオリジナルコンディションの個体を見つけるのは難しい。大半は手が加えられており、エンジンとトランスミッションもオーバーホールまたはリビルトされている可能性が高い。さらにブレーキ、サスペンション、その他の部品も強化されているだろう。

TVRタスカン(1999~2006年)
TVRタスカン(1999~2006年)

しかし、重要なのは整備の履歴と、誰が何を行ったかだけだ。部品はまだまだ入手可能で、修理もできる。

アストン マーティンヴァンテージ(2005~2018年)

価格:2万~4万ポンド(約400~800万円)
ヴァンテージは常に力強くワイルドなキャラクターだったが、このモデルも伝統を継承しつつ、より美しくコンパクトでスリムなボディにその荒々しさを包み込んでいる。高回転型のV8エンジンは、当初は4.3Lだったが、2008年に4.7Lにアップグレードされた。

注目すべき仕様はいくつかあるが、最も魅力が高いのはプロドライブによるチューニングモデルだ。エンジンは概ね堅牢だが、定期的なメンテナンスが欠かせない。

アストン マーティン・ヴァンテージ(2005~2018年)
アストン マーティン・ヴァンテージ(2005~2018年)

ヴォクスホール・アストラGTC(2011~2018年)

価格:1000~1万8000ポンド(約20~360万円)
このハッチバック由来のクーペが地味なブランド名で販売されていなければ、誰もがそのスタイリッシュなデザインに魅了されていただろう。

逆に言えば、280psの高性能バージョンが6000ポンド(約120万円)程度で手に入るということだ。GTCは驚くほど洗練されたシャシー、優れたグリップと安定性、そしてピュアなステアリングフィールを備えている。特に深刻な問題点はないため、整備履歴がしっかりしているクリーンな個体を探せばいいだろう。

ヴォクスホール・アストラGTC(2011~2018年)
ヴォクスホール・アストラGTC(2011~2018年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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