ポルシェ911(1997~2006年)

価格:1万~7万ポンド(約200~1400万円)
5代目911は極めて重要なモデルだが、デビュー時には論争を巻き起こした。ポルシェがフラッグシップモデルの水平対向6気筒エンジンを空冷から水冷に変更したことに、今なお反感を抱く熱狂的ファンもいる。幸い、このことが価格を現実的な水準に保つ結果につながった。

発売当初、996型はクーペのみの設定で、3.4L水平対向6気筒エンジン(296ps)を搭載。トランスミッションは6速マニュアルか5速ティプトロニック・オートマティックを選択できた。

ポルシェ911(1997~2006年)
ポルシェ911(1997~2006年)

その後、「メッツガー」エンジンを搭載した高性能モデル3車種が登場した。最初に発売されたのは360psのGT3、次に414psのターボ、そして頂点に立つ462psのGT2である。

2002年のフェイスリフトで3.4Lエンジンは廃止され、可変バルブタイミング機構を備えた316psの3.6Lエンジンに置き換えられた。「目玉焼き型」ヘッドライトも変更され、より洗練された「涙目型」デザインとなった。

だが、高性能車には高性能車なりの問題もある。リアメインシール不良、シリンダーヘッド割れ、インターミディエイトシャフトベアリングの故障、シリンダーライナー割れなどの事例はよく耳にする。大半の車両はすでに修理されているが、購入時には慎重にチェックすることをおすすめする。

ロータス・エリーゼ(2001~2011年)

価格:1万~5万ポンド(約200~1000万円)

そう、シリーズ2(S2)モデルだ。現在ではシリーズ1(S1)と同等の価格帯になってきており、一部の人の目には初代モデルほどスタイリッシュに映らないかもしれないが、1つ大きな改良点がある。エンジンだ。

ロータス・エリーゼ(2001~2011年)
ロータス・エリーゼ(2001~2011年)

初代エリーゼのファンは、ローバーKシリーズエンジンはヘッドガスケット交換なしでも長く使えると擁護するだろう。確かに、十分に活気のあるエンジンだが、よく知られている冷却系の問題のため、S1は日常使いのクルマとしては魅力が薄れる。とはいえ、KシリーズはS2でも数年間採用されており、トヨタの素晴らしい1.8L ZZ-GEエンジンに完全に置き換えられたのは2004年に入ってからだ。そのため、できるなら後期のモデルを狙うのがいいだろう。

ランドローバー・ディスカバリー(2004~2009年)

価格:2000~1万2000ポンド(約40~240万円)
ディスカバリー3をモダンクラシックと呼ぶのは少々違和感があるが、実際にはそうだ。バンガローを丸ごと収容できるほどのスペースを持ち、どんな道でも走破できる力強さと、20年経った今でも新鮮に見えるデザインが特徴だ。

ほぼすべての仕様でフォード製V6ディーゼルを搭載していたが、マニュアルのV8ガソリンを所有する人もいる。給油の頻度は尋常ではないが、実に愉快な乗り物だ。

ランドローバー・ディスカバリー(2004~2009年)
ランドローバー・ディスカバリー(2004~2009年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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