今は跡形もない? 解体寸前の貴重なクラシックカー 40選(後編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.11.23 11:45

フォード・クーリエ(1979年)

この1979年式フォード・クーリエは、そのまま乗って帰れそうほど良好な状態に見える。2代目のトラック仕様で、先代と同様、基本的にはマツダBシリーズのバッジエンジニアリング車だ。ただし、フロントエンドは再設計され、標準のマツダ製2.0Lエンジンに代わるフォード製2.3Lエンジンのオプションが用意されていた。

フォード・クーリエ(1979年)
フォード・クーリエ(1979年)

マーキュリー・クーガー(1967年)

サイドマーカーライトがないことから、このマーキュリー・クーガーは1967年式であることがわかる。スタイリッシュなV8エンジン搭載の2ドア・ハードトップが初めて登場した年だ。フォード・マスタングをベースにしながらも、まったく異なるボディを有している。豪華さも増しており、284ドル高い価格設定となっていた。サイドマーカーライトは1968年1月1日以降、米国で販売されるすべての新車に装着が義務付けられた。現在もその規定は継続している。

マーキュリー・クーガー(1967年)
マーキュリー・クーガー(1967年)

フォード・マスタング(1972年)

このポニーカーは2013年に廃車となり、その後、実用的な部品がほぼすべて取り外された。実際のところ、もう破砕機行きとなっているだろう……。

これは1972年式のフォード・マスタングで、外観は1971年式とほぼ同一である。実際、数少ない変更点の1つが「シートベルト着用」警告灯の追加だった。言うまでもなく消費者はあまり熱狂せず、販売台数は前年の15万台から12万6千台に落ち込んだ。

フォード・マスタング(1972年)
フォード・マスタング(1972年)

リンカーン・コンチネンタル(1978年)

この見事な1978年式リンカーン・コンチネンタルを復活させるのに、大金がかかるようには見えない。もちろん、6.6L V8エンジンが残っていればという前提だが。四輪のタイヤにまだ空気が入っているため、ここに長く放置されていたわけではなさそうだ。

この4ドア・セダンは約6万7000台が売れ、ハードトップ・クーペの3倍以上の人気を誇る。

リンカーン・コンチネンタル(1978年)
リンカーン・コンチネンタル(1978年)

MG MGB(1974年)

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の規制に準拠するため装着された大型ゴム製オーバーライダーから判断すると、このMGBは1974年製だ。同年末までに全ゴム製バンパーに置き換えられる予定だった。米国でのみ義務付けられていたが、生産コスト削減のため、全市場でクローム部品がゴム製に置き換えられた。

MG MGB(1974年)
MG MGB(1974年)

シボレー・スタイルマスター

この古びたシボレー・スタイルマスターは独特の雰囲気を漂わせており、きっと数々の物語を秘めているに違いない。例えば、後部に無数にある銃弾の穴は一体なぜできたのだろうか? 1960年のオクラホマ州のナンバープレートを付けている。

シボレー・スタイルマスター
シボレー・スタイルマスター

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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