ロータス・エミーラ 詳細データテスト 古き佳きロータスの魅力健在 高い質感と実用性 ネックは価格
公開 : 2025.04.19 20:25
意匠と技術 ★★★★★★★★☆☆
ロータスによれば、エミーラはアルミ押し出し材を接着した、新型の軽量シャシーがベースだという。これは1990年代のエリーゼにはじまるロータスのレガシーを受け継ぐもので、詳しく見ていくとエヴォーラのシャシーが基礎となっていることがわかる。非常に軽くて剛性の高いコンポーネンツなので、正しい選択ではないだろうか。
メカニズムにも同じことが言える。V6スーパーチャージャーは、引き続きトヨタの2GR-FEをベースとし、トランスミッションは6速MT+LSDと、6速トルクコンバーターAT+オープンデフだ。

V6に1年遅れ、2023年に登場したのが2.0L直4のターボ。V6よりやや安価で、CO2排出量が少なく、高出力車の課税額が高いマーケットでは重視されるモデルだ。もっとも、このメルセデスAMG製ユニット、当初は365ps仕様だったが、その後はA45Sに近い406ps仕様のターボSEが加わった。
サスペンションはエヴォーラ同様、前後ダブルウィッシュボーンに固定レートのダンパー。V6は、よりソフトで公道重視のツアー仕様と、よりタイトでサーキット志向のスポーツ仕様が選べる。後者にはドライバーズパックが組み合わされ、切り替え式エグゾーストやESPのトラックモード、さらにAT車にはローンチコントロールも備わる。今回テストしたファーストエディションは、ツアー仕様にドライバーズパックという、通常モデルでは手に入らない組み合わせだ。
スタイリングについては、エヴォーラと大きく異なる。エヴァイヤではじまった多孔性デザインが導入され、ボディの各部に通風口が設けられた。かなりシャープで複雑になったスタイリングは、小さなスーパーカー的な雰囲気がある。
生産の重要拠点は2箇所ある。アルミシャシーの製造はノーウィッチ近くに新設されたロータス・アドヴァンスト・ストラクチャー、最終アッセンブリーはへセル本社の新工場で行われる。接着など多くの工程はロボットや自動誘導車両が導入されるが、最新の自動車メーカーとしては手作業の工程が数多く残されている。










