2026年欧州版 最も注目すべきコンパクトSUV 10選 スタイリッシュで高性能、コスパ優秀な実用車たち

公開 : 2026.03.23 11:45

2. スコダ・エルロック

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:9点
長所:成熟したシャシーによるバランスの取れた走り 広々とした車内には実用的な機能が充実 実走行での低燃費
短所:運転の楽しさはそれほどない 比較的重く、特に郊外では顕著に感じられる アダプティブサスペンションは高価格モデル限定
最大の特徴:EVとして優秀

チェコの自動車メーカーで、フォルクスワーゲン・グループ傘下のスコダが投入した新しいモデル。エルロックは、現在欧州で販売されているコンパクトSUVの中でも最高峰の1つであり、EVとしてはナンバーワンの選択肢だ。

2. スコダ・エルロック
2. スコダ・エルロック

「パフォーマンスの優秀さは明らかだが、効率性、航続距離、ドライバビリティ、乗り心地のいずれにおいても妥協はない。運転も操作も直感的で快適だ」
――マット・ソーンダース(UK編集者)

スコダの新しいデザイン言語を採用し、多くのライバルよりも目を引く、シャープでタフな外観を備えている。

バッテリー容量やパワートレインの選択肢も複数用意されている。ベース仕様では約370kmの航続距離を実現しており、最大容量のバッテリーを選択すれば580kmまで伸びる。

室内は、上質な素材と直感的に操作できるインフォテインメント・システムにより、非常に快適な空間となっている。風合いのあるファブリックとプラスチックがうまく調和しており、あちこちに収納スペースも設けられている。

価格は3万1510ポンド(約665万円)からと競争力があるが、エルロックの良さを最大限に楽しむにはもう少し予算が必要だ。

3. 日産キャシュカイ

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:7点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:9点
長所:好印象のインテリア あらゆる状況で快適 インフォテインメントは使いやすい
短所:マニュアル・トランスミッションは操作しづらい CVT車は「モー」というエンジンが気になる インフォテインメントは時代遅れに感じる
最大の特徴:オールラウンドな能力

軽量化されたシャシー、広々とした室内空間、そして大幅に改善された走行性能。最新のキャシュカイは英国におけるベストセラー車としての期待におおむね応えてくれた。

3. 日産キャシュカイ
3. 日産キャシュカイ

「キャシュカイは、これまでの歴代モデルが掲げてきた『安全で扱いやすく、かつ合理的』という基本方針を忠実に踏襲している」
――サム・フィリップス(UK記者)

走り好きのドライバー向けの要素はほとんどなく、1.3Lのマイルドハイブリッドガソリンエンジンも、新開発のeパワーもやや力不足だが、それは予想通りだろう。

パフォーマンスやハンドリングはキャシュカイの主眼ではない。家族向けに細かく配慮して設計されており、装備も充実し、価格と維持費もかなり手頃だ。

どうしてもオートマティック・トランスミッション車を選ぶなら、息切れしがちなCVTより、eパワー車を選ぶべきだ。

インテリアは他車ほど派手ではないが、素材は上質で、造りはしっかりしている。多数の物理ボタンが充実しているため、操作も非常に簡単だ。

発売初期のキャシュカイには、見た目が少し古めかしいマルチメディアシステムが搭載されていた。約2年後に改良が行われ、上位グレードには見た目が格段に良くなった新システムが導入された。

初代モデルのような、業界を揺るがすほどの革新性はもうみられないが、日産が顧客のニーズを極めてよく理解していることを示す好例だ。高級ブランド以外のモデルの中では、キャシュカイを凌ぐものはなかなない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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