2026年欧州版 最も注目すべき高級EV 10選 極上の静粛性とラグジュアリーな魅力を備えたニューウェーブ

公開 : 2026.04.18 11:45

10. メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジー

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:7点 コスト:5点
長所:Gクラスらしい見た目と乗り心地に加え、EVならではのタッチが施されている オフロード性能はむしろ内燃機関バージョンよりも優れている 豪華で非常に車高の高いキャビンは、相変わらず罪深いほどの快楽だ
短所:優れた6気筒モデルと比較すると高価 特に高速道路では笑ってしまうほど非効率的 とてつもなく重い。中世に作られたような古い橋は要注意……冗談抜きで
最大の特徴:オフロードの走破性

メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジーは、数少ない電動オフローダーの1つであるだけでなく、そのベースとなった内燃機関搭載のGクラスよりも、高い走破性を誇っている。

10. メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジー
10. メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジー

「個々の車輪への駆動を遮断したり、片方の車輪を前進させながら片方を後退させたりすることができる。その結果、戦車のような旋回が可能になる」
――リチャード・レーン(UK編集者)

駆動は4基の電気モーター(前2基、後2基)が担い、合計587psと圧倒的な119kg-mのトルクを生み出す。

つまり、この電動Gクラスは、進路上にあるほぼすべて障害物を乗り越え、克服するだけのパワーを備えている。そして、他の高級SUVと同様に洗練され、高級感あふれるキャビンの中で乗員を包み込むのだ。

しかしながら、15万5000ポンド(約3340万円)近いSUVにしては、エネルギー消費効率がかなり悪い。実走行条件下では1回の充電で320km未満しか走れない。

自分に合った高級EVを選ぶには?

高級EVを購入する際、先進技術、インテリアの豪華さ、あるいは走行性能のどれを優先するかによって、選択は変わってくる。

注目すべきポイントは以下の通り。

充電システム(800V or 400V)

今や数多くのブランドが高級EVを展開している。
今や数多くのブランドが高級EVを展開している。

これは現在の高級EVにおける最大の差別化要因であり、充電速度を決定づけるものだ。

400V:大多数のEVで見られる一般的な電圧であり、10%から80%までの充電にはやや時間がかかる。

800V:高電圧システムを採用したポルシェタイカンアウディeトロンGTなどは最大320kWの速度で充電でき、10分未満で160km分の航続距離を回復できる可能性がある。長距離を頻繁に走行する場合、800V車は極めて望ましい選択肢だ。ただし、対応する充電器の存在が不可欠である。

インテリア

ラグジュアリーとは主観的なものだ。デジタルミニマリズムを追求するブランドもあれば、高級素材や伝統的なアプローチを好むブランドもある。

デジタルファースト:よりモダンな感覚のクルマを求めるなら、大型スクリーンやハプティック(触覚フィードバック付き)コントロールを重視するブランドを探そう。

伝統的なラグジュアリー:物理的なボタン、厚手のカーペット、分厚い防音材を好むなら、電動化しつつある老舗の欧州ブランドに注目しよう。

乗り心地

高級EVは一般的に重量が重い(多くの場合2.5トンを超える)。高度なサスペンション技術がなければ、路面の凹凸でガタガタと揺れを感じることになる。

エアサスペンション:エアサスペンションとアクティブ・アンチロールバーを備えたモデルを優先したい。バッテリーの重量による影響を和らげ、より快適な乗り心地を実現してくれる。高級車にとって不可欠な要素だ。

ソフトウェアとコネクティビティ

高級車のデジタル技術は、スムーズで遅延がないことが求められる。

基本機能:スマートフォンのミラーリングに対応していることはもちろん、純正インフォテインメント・システムが充実しているかどうかを確認したい。

OTA(無線)アップデート:メーカーに、販売後も航続距離や機能性を向上させるためのOTAソフトウェアアップデートの実績があるかを確認する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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